溶接フィーチャーについて
溶接とは、熱を加えるか、溶融温度の高い溶接金属を用いる、またはその両方で、金属どうしを結合することです。溶接では、溶接とフィーチャージオメトリは高度な複雑さを持つキルトとして示されます。
溶接フィーチャーを扱う場合は、次の点に注意してください。
• 溶接された構成部品のジオメトリは、溶接フィーチャーによっては変更しません。溶接を開始する前に、溶接する構成部品に適切なプロファイルが存在することを確認してください。
• 溶接を追加しても、参照される構成部品はマージされません。アセンブリで溶接された構成部品を検索しても、そのジオメトリには変化はなく同じままです。
• 溶接は、パラメトリックに定義されたフィーチャーです。溶接は参照されるジオメトリとの関連性を持ち、ほかの標準的な Creo フィーチャーと同様に操作できます。
• 溶接面は、アセンブリ内でキルトとして表示されます。キルトは結合された非ソリッドサーフェスのパッチワークを表し、単一サーフェスまたはサーフェスの集合から成ります。
• 材料を除去する穴などのフィーチャーを部品に作成しても、溶接からは材料が除去されません。親部品からは材料が除去されますが、溶接はそのまま残ります。
次の溶接タイプを使用できます。
![](../welding/images/feat_weld_fillet16x16.png) - フィレット |
![](../welding/images/feat_weld_groove16x16.png) - 直方グルーブまたは直方突合せ |
![](../welding/images/weld_groove_bevel16x16.png) - ベベルグルーブまたはベベル突合せ |
![](../welding/images/weld_groove_vl16x16.png) - V 形グルーブまたは V 突合せ |
![](../welding/images/weld_groove_j16x16.png) - J 形グルーブまたは J 突合せ |
![](../welding/images/weld_groove_u16x16.png) - U 形グルーブまたは U 突合せ |
![](../welding/images/weld_groove_flare_bevel16x16.png) - フレアベベルグルーブまたはフレアベベル突合せ |
![](../welding/images/weld_groove_flare_v16x16.png) - フレア V 形グルーブまたはフレア V 形突合せ |
![](../welding/images/weld_groove_root_bevel16x16.png) - 広いルートフェースのあるベベル突合せ (ISO のみ) |
![](../welding/images/weld_groove_root_v16x16.png) - 広いルートフェースのある V 突合せ (ISO のみ) |
![](../welding/images/feat_weld_slot16x16.png) - プラグ |
![](../welding/images/feat_weld_slot16x16.png) - スロット |
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![](../welding/images/feat_weld_spot16x16.png) - スポット |
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溶接 ID
各溶接フィーチャーには、フィーチャー ID、溶接シーケンス ID、溶接材料、溶接パラメータ、溶接タイプ、ジオメトリ参照が保持されています。
溶接識別フォーマット
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ここで
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# :Type_of_weld, Rod: Rod_name
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# - 溶接のシーケンス ID
Type_of_weld - 溶接タイプ ("フィレット溶接" など)
Rod_name - ロッド名 ("Steel_001" など)
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例: 1:Fillet Weld, Rod: Rod1
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