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例: 内部ジオメトリの除去
「境界ボリューム」(Enclosure Volume) フィーチャー以外の方法を使用してモデルに流体ドメインを作成する場合、検討の実行時に流体ドメインの内側にあるジオメトリを流体ドメインからカットアウトできる検討を実行できます。これはソルバーレベルのブール削除演算です。
以下の例は、2 つの入口と 1 つの出口があるジョイントされたパイプを示しています。流体ドメインはパイプの内部ボリュームであり、バルブメカニズムが流体ドメインに囲まれています。新しい流体ドメインを毎回作成することなく、バルブがある場合とない場合や、バルブの向きが異なる場合の、流れの挙動を調べることができます。
1. 流体ドメイン (緑色の外形はドメインの範囲を示す)
2. 入口 1
3. 入口 2
4. 出口
5. 流体ドメインに囲まれたバルブ
1. 流体ドメイン内のバルブメカニズム
バルブジオメトリが存在する場合または除去されている場合の流れ結果を表示するには、シミュレーションツリーで流体ドメインを選択します。右クリックして「内部ジオメトリを除去」(Remove Internal Geometry) チェックボックスをオンまたはオフにします。デフォルトでは、このチェックボックスはオフになっていて、バルブジオメトリは流体ドメインから差し引かれません。
「内部ジオメトリを除去」(Remove Internal Geometry) チェックボックスがオフの場合の結果
「内部ジオメトリを除去」(Remove Internal Geometry) チェックボックスがオンの場合の結果
1. この場合、バルブのボリュームは流体ドメインからカットアウトされません。
1. この場合、流体ドメインからバルブのボリュームがカットアウト (ブール削除) されます。
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