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カムフォロワー結合のスリップ成分について
フォースバランス解析でカムフォロワー反力メジャーのスリップ成分を使用して、ロックされたカムフォロワー結合の正接フォースが結合をスリップさせる (移動させる) のに十分であるかどうかを決定します。結合は、次の条件が満たされるとスリップします。
Tangential Force > Static Friction Coefficient x Normal Force
正接フォースは、2 つのカムの接触点で、カムフォロワー結合に正接するように適用された荷重成分の合力です。垂直フォースは、2 つのカムの接触点で、カムカーブに垂直に適用された荷重成分の合力です。適用される荷重には、フォースモーター、ばね、ダンパー、フォース、トルク、重力があります。
このメジャーを作成するには、その前に以下の作業を実行する必要があります。
カムフォロワー結合に静摩擦係数を割り当てます。静摩擦係数を割り当てるには、カムのリフトオフを有効にする必要があります。ただし、フォースバランス解析の実行中はカムをリフトオフできません。
カムフォロワー結合ロックを使用してフォースバランス解析を定義します。「解析定義」(Analysis Definition) ダイアログボックスの「外部荷重」(External loads) タブにある「摩擦を考慮」(Enable all friction) チェックボックスを必ずオンにしておく必要があります。これが選択されていない場合、静摩擦係数が無視され、常にスリップが発生することになります。
解析を実行します(または、保存されている解析を回復します)。
「メジャー結果」(Measure Results) ダイアログボックスでカムスリップメジャーと結果セットを選択すると、スリップ発生の有無が「値」(Value) 列に表示されます。フォースバランス解析の実行中にスリップが発生した場合、メジャーの値は 1 になります。スリップが発生しなかった場合、メジャーの値は 0 になります。
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