ヒント: アセンブリ失敗の修正
(再結合) 操作、ドラッグ、または位置解析の実行で、アセンブリされた構成が見つからないことがあります。これは、結合情報の指定が不正確だったり、剛体の初期配置が最終的なアセンブリ位置から離れすぎていることによって起こります。
アセンブリを結合できない場合は、結合定義を調べ、正しく指定されているかどうか確認してください。メカニズムのすべての結合がどのように組み合わされているか調べ、必ず互換性を持たせるようにします。剛体や結合のロック、ループ結合 (部品のループ結合を完成させるジョイント) の除去が可能です。これにより、それほど複雑ではないメカニズムの場合は、メカニズムがアセンブリ可能かどうかわかります。また、新しくサブメカニズムを作成したり、各サブメカニズムが単独でどのように機能するか調査し、メカニズムの各サブシステムを表示できます。動作するメカニズムから規則正しく作業し、小さなサブシステムを一度に 1 つずつ追加して、非常に複雑なメカニズムを作成し正常に実行できます。
シーケンスの一部で位置解析がアセンブリに失敗した場合、最も可能性が高い原因はサーボモーターの値が無効であることです。サーボモーターを指定する値がある時点で実現可能な範囲外にあり、その結果メカニズムの分裂が生じる場合は、そのメカニズムをアセンブリできないというメッセージが表示されます。このような場合は、メカニズムのすべてのサーボモーターについて、範囲、開始時間、終了時間を検証します。サーボモーター関数の振幅を小さくして、有効な値の範囲を求めてください。
サーボモーターが制限を超えてジョイントを押すこともあります。この可能性を調べるには、疑わしいジョイントの制限をオフにして運動解析を再実行します。
以下のガイドラインに従います。
メカニズムにジョイント制限がある場合は、サーボモーターの中に制限を超えて駆動しようとするものが含まれている可能性があります。メカニズムツリーまたはメインウィンドウでサーボモーターを右クリックし、ショートカットメニューの を選択して制限を変更します。
アセンブリ公差をチェックして、より厳しく、または緩やかにする必要があるかどうか決定します。特に、アセンブリは成功したのにメカニズムが予定どおり動作しない場合にこのチェックを行います。絶対公差を変更するには、アセンブリ内で必要な値を直接設定できます。ほかにも、代表長さ、相対公差、またはその両方を調整する方法があります。アセンブリレベルおよび部品レベルの精度設定も、アセンブリの絶対公差に影響します。
ロックされている剛体や結合があるかどうかをチェックします。ロックされているボディや結合があると、メカニズムが失敗する可能性があります。
剛体をドラッグして、そのアセンブリ位置の近くに配置します。
アセンブリの単位を変更すると、サーボモーターのプロファイルや直線移動運動軸の再生値など、メカニズムエンティティの値も変更されます。モーターや結合を指定するときに、ダイアログボックスの単位に注意してください。「ファイル」(File) > 「準備」(Prepare) > 「モデル特性」(Model Properties) の順にクリックすることで、アセンブリでの単位設定を確認できます。
最後の手段として、「ドラッグ」(Drag) ダイアログボックスを使用してループ結合を無効にします。目的の位置の近くにメカニズムを再配置してから、ループ結合を有効にします。
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