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カスタムマネキンの寸法の編集について
PTC は既成のマネキンライブラリを提供しています。マネキンは、国籍、サイズパーセンタイル、性別によって異なる母集団を表します。
たとえば、サードパーティによる統計や具体的な測定に基づいて、特定の母集団を表す場合があります。このため、カスタマイズのベースとして使用する編集可能なマネキンが用意されています。
編集可能なマネキンのカスタマイズは、その寸法を変更することによって行います。このプロセスについては、「カスタムマネキンの寸法を編集するには」で説明しています。これにより、マネキンを最初から設計することなく、対象となる母集団を表すマネキンを作成できます。
ビデオ
カスタムマネキンの操作方法をビデオでご覧ください。
「マネキンエディタ」ダイアログボックス
「マネキン」(Manikin) タブの 「マネキンを編集」(Edit Manikin) をクリックすると「マネキンエディタ」(Manikin Editor) ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスには次の 2 つのタブがあります。
「寸法」(Dimensions) - 編集可能なマネキン寸法がリストされます。
編集した寸法は太字で表示されます。身長寸法が駆動寸法です。
寸法のラベルまたは値ボックスにポインタを合わせると、その寸法の元の値、値の許容範囲、その寸法を駆動する寸法、またはその寸法によって駆動される寸法がツールヒントに表示されます。
「マネキンエディタ」(Manikin Editor) ダイアログボックスを開くと、マネキンの 2 つのグラフィック表示が表示されます。
「マネキンエディタ」(Manikin Editor) ダイアログボックスの寸法の横に、寸法がどのように測定されたかを示すマネキンの表示が表示されます。直線寸法の値ボックスをクリックすると、矢印によってイメージ内の寸法が示されます。周囲長の値ボックスをクリックすると、楕円によって寸法が示されます。
イメージには、寸法を編集したときに影響を受ける可能性があるほかの寸法も示されます。編集している寸法の矢印または楕円は緑色で表示され、影響を受ける可能性がある寸法の矢印または楕円は青色で表示されます。次の例では、ある寸法を編集したときにほかの寸法がどのような影響を受けるかを示しています。
身長の比率の寸法を編集する場合、ある寸法を編集すると、ほかの 2 つの寸法が影響を受ける可能性があります。
上体長さを編集:
臀-膝蓋距離を編集:
下腿長を編集:
1. 上体長さ
2. 臀-膝蓋距離
3. 下腿長
胸囲を編集しても、ほかの寸法は影響を受けません。肩幅を編集した場合、胸囲が影響を受けることがあります。体重を編集した場合、周囲寸法が影響を受けることがあります。
胸囲を編集:
肩幅を編集:
体重を編集:
1. 胸囲
入力した寸法の組み合わせの適用が試みられます。各修正の後で、結果の寸法は入力した値とは数ミリメートル異なる場合があります。
「マネキンプレビュー」(Manikin Preview) ウィンドウが開きます。寸法を変更するたびに、このウィンドウ内のマネキンの表示が更新されるので、結果を確認できます。
「属性」(Attributes) - 人口統計学データ、バージョン、詳細情報など、マネキンの属性がリストされます。各自のマネキンの仕様に従ってこれらのパラメータを編集できます。
マネキンパラメータ
「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスで、編集可能なマネキンに固有の 2 つのパラメータセットのいずれかを表示するようにフィルタを設定できます。
Editable manikin dimensions - 編集可能な各寸法の 2 つのパラメータのセットを表示します。
USER_SET - ユーザー定義の値がパラメータに設定されているかどうかを示します。
DESIRED - 編集可能なパラメータのユーザー定義の値を表示するか、ユーザーがパラメータを定義していない場合は、デフォルト値を表示します。
Reported manikin dimension - マネキンモデルの編集可能な長さ、幅、周囲寸法の現在の値を表示します。
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