モデル解析 > Creo Behavioral Modeling ツール > ユーザー定義解析 > 例: ランプシェードの反射力の解析
例: ランプシェードの反射力の解析
概要: この例では、ランプシェードの反射力プロパティを解析するためのユーザー定義解析 (UDA) の使い方について説明します。
問題: ランプシェードのサーフェスで、光が反射する角度を解析します。
解法: 解析フィーチャーを使って、反射角度を測定します。次に、サーフェス全体に反射角度の値を適用するための UDA を作成できます。
以下は、UDA を作成する基本手順です。
1. サーフェスにフィールドポイントを作成します。「モデル」(Model) > 「データム」(Datum) > 「点」(Point) > 「フィールド」(Field) の順にクリックします。
2. このフィールドポイントを通過し、サーフェスに垂直な軸を定義します。「データム」(Datum) > 「軸」(Axis) の順にクリックします。この軸を使用して角度を評価し、入射の角度が反射の角度と等しくなければならないという条件を適用できます。
3. フィールドポイントとランプの軸 A4 を通過するデータム平面を作成します。「OK」をクリックします。
4. 「モデル」(Model) > 「平面」(Plane) の順にクリックします。データム平面の軸を通過し、データム平面に垂直な新規データム平面を作成します。
5. 「モデル」(Model) > 「スケッチ」(Sketch) の順にクリックし、「モデルツリー」(Model Tree) で参照として LENS と DTM1 を選択し、「スケッチ」(Sketch) をクリックします。
6. フィールドポイントの方向を変更し、ランプを下に向けます。
7. グラフィックウィンドウで、「参照」(References) を右クリックして選択します。ステータスバーでデータム点を選択し、ランプのデータム点をクリックします。ステータスバーで軸を選択し、 をクリックしてスケッチを更新します。「閉じる」(Close) をクリックします。
8. 「線」(Line) をクリックし、LAMP 点からフィールドポイントまでのデータムカーブを描画し、LAMP 点より高い別の点を描画します。右側のカーブの頂点は LAMP 点に垂直に整列されている必要があります。2 つのカーブは等しくなければなりません。
9. 角度を測定する解析フィーチャーを定義します。「解析」(Analysis) > 「測定」(Measure) > 「角度」(Angle) の順にクリックします。データム平面 LENS と前のステップで作成したデータムカーブを選択します。「OK」をクリックします。
10. 「モデルツリー」(Model Tree)LOCAL_GROUP を作成します。フィールドポイント、軸、データム平面、およびデータムカーブを選択し、右クリックして、「グループ」(Group) を選択します。
* 
作図グループで使用できるフィールドポイントは 1 つだけで、これが最初のフィーチャーでなければならず、解析が最後のフィーチャーでなければなりません。
11. 「解析」(Analysis) > 「ユーザー定義解析」(User-Defined Analysis) の順にクリックします。
12. 「ユーザー定義解析」(User Defined Analysis) ダイアログボックスの「計算」(Compute) をクリックします。解析フィーチャー内にこの解析を保存するには、「フィーチャーを追加」(Add Feature) をクリックし、フィーチャーの名前を入力します。新しい解析フィーチャーが「モデルツリー」(Model Tree) に表示されます。
13. 「閉じる」(Close) をクリックします。
これは役に立ちましたか?