モデルベース定義 > モデルベースの定義 > モデルプロパティの使用 > 材料 > 部品に材料を追加および割り当てるには
部品に材料を追加および割り当てるには
パラメータ PTC_MASTER_MATERIAL は、部品内に作成された任意の新規ボディに自動的に指定された材料の値を設定します。PTC_MASTER_MATERIAL のデフォルト値は PTC_SYSTEM_MTRL_PROPS 度です。最初に設定されたとき、この材料のプロパティは空です。PTC_SYSTEM_MTRL_PROPS のプロパティを編集できます。
Creo Parametric 6.0 以前で作成された部品に含まれるボディは 1 つで、部品に指定されている材料も 1 つです。PTC_MASTER_MATERIAL の値は部品に指定された材料になります。部品に指定された材料がない場合、PTC_MASTER_MATERIAL のデフォルト値は PTC_SYSTEM_MTRL_PROPS です。
「材料」(Materials) ダイアログボックスから部品に材料を追加します。部品に最初に追加された材料が、自動的にマスター材料として設定されます。部品のマスター材料は で示されます。
次のいずれかの方法で、「材料」(Materials) ダイアログボックスを開くことができます。
モデルツリーで部品を右クリックし、 「材料を編集」(Edit Materials) をクリックします。
モデルツリーで 「材料」(Materials) を右クリックし、 「材料を編集」(Edit Materials) をクリックします。
「ファイル」(File) > 「準備」(Prepare) > 「モデル特性」(Model Properties) の順にクリックします。「材料」(Material) 行の「変更」(change) をクリックします。
「材料」(Materials) ダイアログボックスには次のフィールドが含まれます。
フィールド
目次
「材料ディレクトリ」(Material Directory) を表示したサーチ先ボックス
pro_material_dir コンフィギュレーションオプションで指定されたパスにある「材料ディレクトリ」(Material Directory) を表示します。コンフィギュレーションオプション pro_material_dir を設定していない場合、サーチ先ボックスにはデフォルトの材料ディレクトリ <Creo load point>\text\materials-library が表示されます。
「共通フォルダ」(Common Folders) の右側にある「ライブラリの材料」(Materials in Library) リスト
サーチ先ボックス内のディレクトリの内容を表示します。
「モデルの材料」(Materials in Model) リスト
モデル内に存在する材料リストを表示します。部品に追加された材料がない場合、デフォルト材料の PTC_SYSTEM_MTRL_PROPS がリストに表示されます。
「材料プレビュー」(Material Preview) セクション
選択された材料のプレビューを表示します。
部品に材料を追加し、マスター材料を設定するには
1. 「材料」(Materials) ダイアログボックスを開きます。
2. 「ライブラリの材料」(Materials in Library) リストをブラウズし、部品に追加する材料を選択します。
* 
必要に応じて、サーチ先を使用して、必要な材料ファイルが含まれているディレクトリをブラウズします。「ライブラリの材料」(Materials in Library) リストに、ディレクトリ内の材料の名前が表示されます。材料ファイルには拡張子 *.mtl または *.mat が付いています。拡張子 *.mat が付いたファイルは Pro/ENGINEER Wildfire 3.0 より前のリリースのファイルです。
3. 部品に追加する材料をダブルクリックします。「モデルの材料」(Materials in Model) リストに材料が追加されます。または、材料を右クリックし、「モデルに追加」(Add to Model) をクリックします。
* 
モデルに材料が含まれていない場合、デフォルト材料 PTC_SYSTEM_MTRL_PROPS が表示され、モデルに最初に追加する材料がマスター材料として設定されます。
4. マスター材料を設定するには、次の手順を実行します。
a. 「モデルの材料」(Materials in Model) リストで材料を右クリックし、「マスターとして設定」(Set as Master) をクリックします。または、「ライブラリの材料」(Materials in Library) リストで材料を右クリックし、「マスターとして設定」(Set as Master) をクリックします。「質問」(Question) メッセージボックスが開きます。
b. 「OK」をクリックして、確定します。「モデルの材料」(Materials in Model) リストでは、マスター材料名の前に青色の矢印 が表示されます。
5. 「OK」をクリックします。「材料」(Materials) ダイアログボックスが閉じます。
* 
1 つの部品内に設定できるマスター材料は 1 つのみです。
アセンブリにマスター材料を設定することはできません。
異なるマスター材料を設定するには
次のいずれかの方法で、異なるマスター材料を設定できます。
モデルツリーで、 「材料」(Materials) ノードを展開します。リストから材料を選択して右クリックし、「マスターとして設定」(Set as Master) をクリックします。
モデルツリーで、PTC_MASTER_MATERIAL 列をクリックします。 矢印をクリックしてリストから材料を選択します。
「材料」(Materials) ダイアログボックスで、「モデルの材料」(Materials in Model) リストから材料を選択して右クリックし、「マスターとして設定」(Set as Master) をクリックします。
「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスで、パラメータ PTC_MASTER_MATERIAL「値」(Value) セルを選択して矢印をクリックし、リストから材料を選択します。
ハッチングパターンを指定するには
1. 部品またはアセンブリを右クリックし、ショートカットメニューの 「材料を編集」(Edit Materials) をクリックします。「材料」(Materials) ダイアログボックスが開きます。 をクリックします。「材料定義」(Material Definition) ダイアログボックスが開きます。
2. メモ帳などのテキストエディタで PAT ファイルを開き、パターン名をコピーします。「その他」(Miscellaneous) タブの「詳細」(Detailing) セクションの下にある「ハッチング」(Cross Hatching) テキストボックスにそのパターン名を貼り付けます。
* 
材料のパターン名の上限は 80 文字です。「ハッチング」(Cross Hatching) テキストボックスで文字を定義できます。
3. 「モデルに保存」(Save to Model) をクリックします。「OK」をクリックします。選択した材料がモデルツリーの「材料」(Material) に表示されます。
4. グラフィックツールバーで、「ビューマネージャ」(View Manager) をクリックします。「断面」(Section) タブを選択し、「新規」(New) リストをクリックします。適用する 2 次元断面を選択し、Enter キーを押します。作成された 2 次元断面がモデルツリーの「断面」(Sections) に表示されます。
5. モデルツリーから材料を指定します。
6. 材料を割り当てる 2 次元断面をアクティブ化します。
7. その 2 次元断面を右クリックし、「ハッチングを編集」(Edit Hatching) をクリックします。「ハッチングを編集」(Edit Hatching) ダイアログボックスで、「ライブラリのハッチングを使用」(Use hatch from the library) オプションを選択してそのパターンを適用します。
これは役に立ちましたか?