3D での表面仕上げリボンについて
「表面仕上げ」(Surface Finish) タブは、新規作成した表面仕上げを配置するとき、または既存の表面仕上げを選択したときに表示されるコンテキストリボンタブです。オプションを使用して、新しい表面仕上げを配置したり、選択した表面仕上げのプロパティを修正したりできます。新しい表面仕上げシンボルを配置するには、「アノテーション」(Annotate) タブで をクリックします。「表面仕上げ」(Surface Finish) リボンが表示されます。
* 
複数の表面仕上げを選択した場合、「表面仕上げ」(Surface Finish) リボンは表示されません。
表面仕上げを配置する際には、次のオプションを使用できます。
「ギャラリー」(Gallery) - クリックすると、使用可能な表面仕上げシンボルが表示されます。ギャラリーには次のセクションがあります。
「最近」(Recent) - 最近使用した表面仕上げシンボル。このセクションは、1 つ目の表面仕上げシンボルを配置すると表示されます。
* 
最近使用した表面仕上げシンボルをすべてクリアするには、シンボルを右クリックして「最近のアイテムをクリア」(Clear Recent Items) を選択します。
「ピン留め」(Pinned) - ピン留めされた表面仕上げシンボル。このセクションは、少なくとも 1 つの表面仕上げシンボルをピン留めすると表示されます。表面仕上げシンボルをピン留めするには、シンボルを右クリックして「ギャラリーにピン留め」(Pin to gallery) を選択します。「ピン留め」(Pinned) セクションにこのシンボルが表示されます。
* 
ピン留めされたシンボルをすべてピン解除するには、シンボルを右クリックして「ピン留めアイテムをクリア」(Clear Pinned Items) を選択します。
特定のシンボルをピン解除するには、シンボルを右クリックして「ギャラリーからピン解除」(Unpin from gallery) を選択します。
表面仕上げギャラリーは以下の方法で使用できます。
ギャラリーオプション
説明
ギャラリー
矢印をクリックして表面仕上げシンボルギャラリーを開きます。
特定のセクションで使用する表面仕上げシンボルのタイプを選択します。たとえば、「最近」(Recent) を選択すると、「最近」(Recent) セクションにある表面仕上げシンボルだけが使用可能になります。
サーチボックスに名前を入力して、表面仕上げシンボルを検索します。表面仕上げシンボルが表示されます。サーチが複数の表面仕上げシンボルと一致する場合、一致するすべての結果が表示されます。
すべてのセクションを展開して表面仕上げシンボルを表示します。
すべてのセクションを折りたたみます。
表面仕上げシンボルの新しいサムネイルタイプを選択します。
表面仕上げシンボルをブラウズ
「ギャラリー」(Gallery) で、「表面仕上げシンボルをブラウズ」(Browse Surface Finish Symbols) をクリックして、ディスクからの表面仕上げシンボルを使用します。あるいは、コンフィギュレーションオプション pro_surface_finish_dir を使用して、ユーザー定義の表面仕上げシンボルのデフォルトディレクトリを設定します。
* 
「ギャラリー」(Gallery) を初めて開くと、表面仕上げシンボルのサムネイルが生成され、.wf フォルダ内にある .SymImages フォルダに保存されます。次にギャラリーを開いたときには、.SymImages フォルダからこれらのサムネイルがただちにロードされます。これにより、ギャラリーのパフォーマンスが向上します。.SymImages フォルダを削除した場合、次にギャラリーを開いたときには次のようなことが起こります。
ギャラリーをロードする際のパフォーマンスの向上が失われます。
サムネイルが生成され、新しい .SymImages フォルダに保存されます。
「表面仕上げ」(Surface Finish) リボンを開くと、最後に配置した表面仕上げシンボルが自動的にカーソルに接続されます。ただし、「スクリーンにフラット」(FLAT TO SCREEN) アノテーション平面を選択し、最後に配置した表面仕上げシンボルが現在の配置に有効でない場合、以前に配置した表面仕上げシンボルがカーソルに自動的に接続されます。
モデルを開き、「ギャラリー」(Gallery) のフォルダ構造の表示を変更すると、これらの変更は .wf フォルダ内の ..ui ファイルに保存されます。次回ギャラリーを開いたときに、フォルダ構造がただちにロードされます。たとえば、フォルダを展開した後でギャラリーを閉じると、次回ギャラリーを開いたときに、そのフォルダが展開して表示されます。これにより、特定のフォルダをギャラリー内で開いたままにできます。フォルダ構造は次の場合にも維持されます。
あるセッションでモデルを開き、フォルダを展開するか折りたたんでから、同じセッションで別のモデルを開いた場合。
あるセッションでモデルを開き、フォルダを展開するか折りたたんでから、Creo を閉じ、別のセッションを開いた場合。
.wf フォルダを削除した後で Creo を再び開くと、「ギャラリー」(Gallery) がデフォルトの状態で開き、ギャラリーをロードする際のパフォーマンスの向上は失われます。
「表面仕上げカスタマイズ」(Surface Finish Customization) - 選択した表面仕上げシンボルをカスタマイズするときにクリックします。「グループ化」(Grouping)「プレビュー」(Preview)「可変テキスト」(Variable Text) の各セクションから成る「表面仕上げカスタマイズ」(Surface Finish Customization) スライドアップパネルが開きます。
「グループ化」(Grouping) - シンボルのプロパティを定義するグループ化オプションのリスト。シンボルに適用した変更は、グラフィック領域と「プレビュー」(Preview) パネルにただちに表示されます。グループ化を使用できない場合、またはグループ化を修正できない場合、Creo のメッセージが表示されます。
「プレビュー」(Preview) - このセクションには次のオプションがあります。
アイコン
説明
このパネルに表示される表面仕上げのズームレベルを調整します。
可変テキストの構文と可変テキストの値の間で切り替えます。デフォルトでは、値が表示されます。
可変テキストボックスにシンボルを追加します。クリックすると、symbol_font 詳細設定オプションに従って、ISO/ASME/レガシーの「シンボル」(Symbols) フォントパレットが表示されます。アクティブな可変テキストボックスに表面仕上げシンボルを追加できます。
表面仕上げシンボルに可変テキストを追加します。グループ化オプションをクリックすると可変テキストが表示されます。
「カスタマイズ」(Customization) - 「カスタマイズ」(Customization) の横にある矢印をクリックし、「定義名」(Definition Name) をクリックします。シンボル定義名のスライドアップパネルが開きます。ボックスに、選択した表面仕上げシンボルの名前が表示されます。表面仕上げシンボルの名前を編集することはできませんが、名前を選択してコピーできます。これは、注記のシンボルコールアウトに役立ちます。
「プロパティ」(Properties) - 選択した表面仕上げシンボルの高さ、比率、角度、および色を定義します。
- 表面仕上げシンボルの角度を 0 度、90 度、180 度、または 270 度の間で変更します。角度を変更するには、必要な角度が表示されるまでアイコンを続けてクリックします。グラフィックウィンドウに角度のビューが表示されます。
表面仕上げシンボルの色を変更するには、「色」(Color) をクリックします。コンフィギュレーションオプション allow_color_change_for_symbols を使用して、このプロパティを制御できます。
「繰り返しモード」(Repeat Mode) - 選択した設定で表面仕上げシンボルの複数のインスタンスを作成するには、これをクリックします。たとえば、表面仕上げシンボルを選択し、その角度と高さを選択してから をクリックすることで、その角度と高さで表面仕上げシンボルの複数のインスタンスを作成します。コンフィギュレーションオプション surface_finish_repeat_mode を使用して、このモードを制御できます。
表面仕上げシンボルの角度を変更すれば、新しいインスタンスはその新しい角度で作成されるようになります。
繰り返しモードで表面仕上げシンボルを変更すると、配置タイプを選択するまで、デフォルトの配置モードの「自動」に戻ります。
「キャンセル」(Cancel) - クリックすると、シンボルの作成がキャンセルされます。または、「Esc」キーを押します。
表面仕上げシンボルを配置するか選択すると、次のオプションが使用可能になります。
「参照」(References) - 選択した表面仕上げシンボルの作成に使用された参照を修正します。制限された参照または非制限の参照を追加できます。
制限された参照 - ほかの表面仕上げアノテーションによって再使用することはできません。配置参照はすべて、制限された参照として追加されます。
非制限の参照 - 追加の表面仕上げアノテーションを追加するときに使用します。
* 
Creo 9 より前では、制限された参照はモデル参照と呼ばれていました。
「参照」(References) ダイアログボックスには次のタブがあります。
「個別」(Individual) - 選択した表面仕上げに追加されている参照と参照タイプ。
「サーフェスセット」(Surface sets) - 選択した表面仕上げのサーフェス。リスト内のサーフェスセットを選択すると、その表面仕上げに追加されている個々のサーフェスがモデルでハイライトされます。
「矢印スタイル」(Arrow Style) - クリックして矢印のスタイルを変更します。または、引出線または引出線の接続点を選択し、右クリックして「矢印スタイル」(Arrow Style) を選択します。
「シンボルのカスタマイズ」(Symbol Customization) および「プロパティ」(Properties) オプションを使用して、表面仕上げシンボルの設定を変更します。
「オプション」(Options) - モデル駆動の表面仕上げシンボルの位置を制御します。
「依存」(Dependencies) - このオプションは図面モードでのみ有効になります。図面に表示されるモデル駆動の表面仕上げシンボルの位置を制御します。
「配置位置」(Placement Position) - 選択した表面仕上げシンボルの配置位置を「モデル駆動」(Driven by model) として設定できます。
「接続」(Attachment) - 選択した表面仕上げシンボルの接続点を「モデル駆動の参照」(References driven by model) または「モデル駆動の接続点」(Attach point(s) driven by model) として設定できます。
「指定」(Designation) - このオプションは図面モードでは無効になっています。アノテーションを制御特性として指定します。
「指定」(Designate) - アノテーションを制御特性として指定します。
「制御特性」(Control Characteristics) - 制御特性として機能する、つまり製造に必要な重要な製品情報となる表面仕上げシンボルを選択します。Creo でモデルを開くことなく、Windchill からこれらの制御特性をサーチして再使用できます。
これは役に立ちましたか?