シリーズパラメータについて
パラメータに時系列値を定義するには、「シリーズ」(Series) タブを使用します。パラメータの値は定義した可変の値に基づいて変化します。
Insight にのみ使用され、モーターの駆動に利用されます。たとえば、モーターのフォースを計算するためのパラメータを定義できます。
時系列値を設定するには
1. 「ツール」(Tool) > 「パラメータ」(Parameters) の順にクリックします。
2. 「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスで、値を設定するパラメータを定義します
3. パラメータを右クリックし、ショートカットメニューで、「シリーズ」(Series) をクリックします。「パラメータプロパティ」(Parameter Properties) ダイアログボックスが開きます。
4. 「シリーズ」(Series) タブをクリックします。「シリーズ」(Series) タブには 2 列のテーブルがあります
5. 「引数単位」(Argument Units) で数量と対応する単位を選択します。テーブルの先頭の列で値を指定します。たとえば、引数の値として Time、対応する単位として sec を選択できます。
6. 「パラメータ単位」(Parameter Units) で数量と対応する単位を選択します。2 番目の列で値を指定します。たとえば、単位数量として Force、対応する単位として Ibf を選択できます。
「シリーズ」(Series) タブには次のオプションがあります。
- 新しい行を追加します。
- 行を 1 つ除去します。
- 「グラフツール」(Graphtool) ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスには、「シリーズ」(Series) タブで定義した値のグラフが表示されます。
- 「グラフツール」(Graphtool) ダイアログボックスでこのオプションをクリックすると、「グラフウィンドウオプション」(Graph Window Options) ダイアログボックスが開きます。「グラフウィンドウオプション」(Graph Window Options) ダイアログボックスのオプションを使用して、「グラフツール」(Graphtool) の外観を変更できます。
7. 「OK」をクリックします。
時系列値を使用した平均の計算
時系列パラメータを使用して平均値を計算できます
以下の例では、次の値を持つ MYPARAM パラメータを作成するものとします。
10
5
20
10
30
20
リレーション new1=average(MYPARAM) を作成します。
「ローカルパラメータ」(Local Parameters) セクションに、与えられた値の出力 (平均) が表示されます。
NEW1 という新しい行が作成され、平均が 11.666667 として表示されます。
関数 value_by_argument を使用した線形補間の計算
関数 value_by_argument を使用して、時系列パラメータの特定の行にアクセスできます。
パラメータ MYPARAM は次の値を持つとします。
1
5
2
10
3
20
各行にアクセスする以下のようなリレーションを作成できます。入力引数として <パラメータ名> と <時間値> を指定する必要があります。
A=value_by_argument(MYPARAM,1) = 5 (入力引数 1 に対応する値は 5 なので、この関数は引数 1 に対応する値 5 を返します)。
A=value_by_argument(MYPARAM,2) = 10 (同様に、この関数はリレーションに値 10 を返します。)
A=value_by_argument(MYPARAM,3) = 20
関数 value_by_argument を使用して線形補間を計算することもできます。
この場合、この関数に以下の 3 つの入力引数を指定する必要があります。
パラメータ名 - 時系列パラメータの名前。
時間値 - パラメータ値を計算する時間の値。
補間の次数 - 補間の種類を指定します
0 - 厳密値 (デフォルト)
1 - 1 次補間
たとえば、1、2、3 という時間値があるとします。時間値 2.5 の 1 次補間パラメータ値を求める場合、A=value_by_argument(MYPARAM,2.5,1) = 15 というリレーションを使用できます。このリレーションは値 15 を返します。
厳密/デフォルト値 (引数は 0) で同じリレーションを使用した場合
A=value_by_argument(MYPARAM,3,0) =20 (この関数はテーブルで時間値 3 の厳密値をサーチし、値 20 を返します)
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