マップファイルの標準規則とセクション
マップファイルの規則
ecad_hint.map ファイルでは次のようにします。
# 文字はコメントに使用します。
オブジェクトおよび値フィールドはスペースで区切ります。
文字列が引用符で囲まれている場合は、値にスペースを使用できます。
次の例のように、ワイルドカード (*) は任意の文字または文字列として有効です。
mcad_in_ignore ->
ecad_name "resistor"
ecad_alt_name "*"
ecad_type "part"
ref_des "*"
end
各セクションは目的を示す句で開始し、"->" が続きます。
各セクションはend で終了します以下に例を示します。
map_objects_by_name->
ECAD_NAME "GEN_DIP"
ECAD_ALT_NAME "GEN_DIP"
ECAD_TYPE ""
MCAD_NAME "PROE_GEN_DIP"
CAD_TYPE "part"
end
文字列 ecad_create_hint_add Nconfig.pro ファイルに含めた場合、.add ファイルは作成されません。
マップファイルのセクション
オブジェクトを名前によってマッピングするには:
Creo で ECAD_NAME と ECAD_ALT_NAME のペアを ECAD 側から MCAD_NAME (ソリッド部品またはアセンブリ) の名前にマッピングします。以下に例を示します。
map_objects_by_name->
ECAD_NAME "<ecad_name>"
ECAD_ALT_NAME "<ecad_alt_name>"
ECAD_TYPE ""
MCAD_NAME "<mcad_name>"
MCAD_TYPE "<part/assembly>"
MCAD_LAYER "<layer_name>"
END
MCAD_Layer - レイヤー名 ECAD_<layer_name> を使用して、構成部品に新しいレイヤーを作成します (IDF インポートの場合のみ)。
MCAD_TYPE - アセンブリとソリッド部品の両方が同じ MCAD 名を持つ場合のサーチの優先順位を示します。
参照指定子をマッピングするには:
ECAD 参照指定子を MCAD 参照指定子にマッピングします。以下に例を示します。
reference_designator ->
ECAD_REF_DESIG "<ecad_ref_des>"
MCAD_REF_DESIG "<mcad_ref_des>"
END
MCAD 側へのインポート時に、ECAD 参照指定子名が MCAD 参照指定子名にマッピングされます。
ECAD 側へのエクスポート時に、MCAD 参照指定子名が ECAD 参照指定子名にマッピングされます。
エクスポート時に無視する構成部品をマークするには (mcad_out_ignore):
ECAD 側にエクスポートされないように構成部品をマークします。以下に例を示します。
mcad_out_ignore->
MCAD_NAME "<mcad_name>"
REF_DES "<ref_des>"
PART_TYPE <part, assembly>
END
各節を個別に使用することも、組み合わせて使用することもできます。
部品構成部品とアセンブリ構成部品に同じ名前が使用されている場合、PART_TYPE 節を使用して、どの構成部品を無視するかをさらに詳細に制御できます。PART_TYPEpart または assembly に設定できます。
各節にアスタリスク (*) を含めることができます。
インポート時に無視する構成部品をマークするには (mcad_in_ignore):
MCAD 側にインポートされないように構成部品をマークします。以下に例を示します。
mcad_in_ignore->
ECAD_NAME "<ecad_name>"
ECAD_ALT_NAME "<ecad_alt_name>"
REF_DES "<ref_des>"
END
各節を個別に使用することも、組み合わせて使用することもできます。
各節にアスタリスク (*) を含めることができます。
IDF インポート/エクスポート時に ECAD other_outline 名を MCAD 部品にマッピングするには:
map_other_outline_name->
ECAD_BOARD_NAME "<board name>"
ECAD_OTHER_OUTLINE "<ecad other outline name>"
MCAD_PART_NAME "<mcad part name>"
END
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