スナップ線のある図面詳細の管理について
スナップ線とは、寸法と詳細アイテム (注記、幾何公差、シンボル、表面仕上げを含む) の位置を指定するための図面上のエンティティのことです。スナップ線にアイテムを配置すると、アイテムがスナップ線とともに移動します。たとえば、複数の寸法をスナップ線に配置すると、そのスナップ線をドラッグするだけで、寸法の整列を維持しながらすべての寸法を同時に再配置できます。
スナップ線は、図面ビュー境界、データム平面、ドラフトエンティティ、図面ジオメトリ、または既存のスナップ線のいずれかからオフセットできます。
スナップ線は、接続先の図面ビューまたはオブジェクトの動作に従います。たとえば、スナップ線をビュー境界に接続し、ビューを 30 度回転した場合は、スナップ線も同様に回転します。さらに、次の点に注意してください。
図面で、関連ドラフトエンティティのあるビューを移動すると、ドラフトエンティティとそのスナップ線も同様に直線移動します。
ビューを移動せずに関連ドラフトエンティティのみを移動すると、スナップ線がドラフトエンティティとともに移動します。しかし、この後に図面ビューを移動すると、ドラフトエンティティとそのスナップ線は図面ビューとともに直線移動します。
どのビューにも関連付けられていないドラフトエンティティを移動すると、スナップ線がドラフトエンティティとともに動的に移動します。
スナップ線を接続しているデータム平面、図面ジオメトリ、または既存のスナップ線を削除しても、スナップ線は図面にそのまま残ります。しかし、ドラフトエンティティを削除すると、関連するスナップ線はすべて削除されます。削除されたスナップ線に接続されているアイテムはすべてそのまま残ります。ただし、スナップは解除されるのでアイテムは一緒に移動しません。
スナップ線は、選択したビュー境界、データム平面、ドラフトエンティティ、または図面オブジェクトを基準とする相対位置に配置されます。デフォルトのスナップ線の長さは、主に選択したオブジェクトによって制御されます。このため、選択したオブジェクトを変更すると、対応するスナップ線の長さも変わります。スナップ線を作成した後に、スナップ線の端点にあるハンドルをドラッグし、スナップ線の長さのみを独立して変更することができます。
ビュー境界、ドラフトエンティティ、または図面オブジェクトに接続されているスナップ線を移動すると、その他の関連スナップ線も連動して動きます。
スナップ線の移動はラダー効果で制御されます。たとえば、5 つのスナップ線があり、スナップ線 1 がビュー境界、ドラフトエンティティ、または図面オブジェクトに接続されている場合は、スナップ線 1 を移動すると、スナップ線 2 から 5 も移動します。スナップ線 2 を移動すると、スナップ線 3 から 5 が連動して移動します。
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スナップ線は図面のグラフィックの一部ではないので、プロットされません。
図面オブジェクトフィルタによるスナップ線の選択ができます。
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