Import Data Doctor > Import Data Doctor の紹介 > IDD での診断 > 解析、測定、診断について
解析、測定、診断について
カーブとサーフェスを解析し、Import DataDoctor (IDD) でインポートフィーチャーのジオメトリを測定できます。カーブをサーフェスに変換する前に、カーブを解析して精度と連続性を確認することができます。また、カーブの曲率と偏差を解析することも可能です。したがって、解析したカーブから作成されたサーフェスの精度を、解析によって確認することができます。
カーブの解析後、解析したカーブから作成されたサーフェスを解析できます。サーフェスの精度のほかに、サーフェス間の結合や、曲率や偏差などのプロパティも確認することができます。
解析はモデルと一緒に保存できます。ジオメトリを再定義すると、IDD は保存された解析を動的に更新します。保存された解析には、「保存された解析」(Saved Analysis) ダイアログボックスからアクセスできます。
さらに、モデルジオメトリを測定することもできます。カーブとサーフェスの長さや、2 つのエンティティ間の距離と角度を測定できます。
ジオメトリの解析や測定に加えて、ジオメトリの欠陥を非同期に確認し、問題ジオメトリを特定することが可能です。対話型診断ツール「トラブルシューティング」(Troubleshooter) を実行すると、エラー、警告、および情報として表示される、欠陥のあるジオメトリの重大度を検討できます。欠陥のあるジオメトリと問題領域をズームおよびハイライトすることもできます。
Import DataDoctor リボンタブの「解析」(Analyze) タブでは、以下のカーブおよびサーフェスのジオメトリ解析と測定オプションを使用できます。
- 曲率、半径、カーブの接線を解析します。サーフェスの垂直オプションを解析します。
- シェード曲率を解析します。ガウス、最大、断面などのオプションがあります。サーフェスのすべての点における最小および最大垂直曲率を解析し、表示します。解析結果では、曲率が範囲ごとに色分けされて示されます。曲率は、赤に近いほど大きく、青に近いほど小さくなります。
- サーフェスまたはデータム平面からデータム点、カーブ、またはデータム点配列までのカーブとサーフェスの偏差を解析します。
- 解析をモデルとともに保存します。「保存された解析」(Saved Analysis) ダイアログボックスを表示します。
- 2 つのエンティティ間の距離を測定します。
- エッジを共有する 2 つのサーフェスの、法線間の稜角を測定します。この角度は、サーフェス間の連続性を確保します。
- カーブとサーフェスの長さを測定します。
「ジオメトリチェック」(Geometry Checks) - ジオメトリの欠陥と問題ジオメトリを調査します。
詳細については、Creo ヘルプセンターの「基本的な機能」および「サーフェス」モジュールを参照してください。
これは役に立ちましたか?