コピージオメトリフィーチャーへのプロパティの取り込み
以降の各セクションでは、コピージオメトリフィーチャーを定義する際のパラメータの取り込みと、フィーチャーを再定義する際にこれらがどのように更新されるかについて説明します。
コピージオメトリフィーチャーの定義
コピージオメトリフィーチャーを作成すると、コピー元のエンティティのすべてのプロパティがデフォルトでコピーされて更新されます。ただし、コピーするプロパティと、元のプロパティが変更された場合に更新するプロパティを選択できます。コピージオメトリフィーチャーにプロパティタイプを取り込むと、ターゲットモデルに作成されたジオメトリは、ソースモデルからコピーされたジオメトリと同じプロパティを持つことになります。これらのプロパティはターゲットモデルでロックされて変更できないか、ローカルに加えられた変更が再生時にオーバーライドされてソースモデルに従います。
「外観」(Appearance) - ソースジオメトリに割り当てられている外観をターゲットジオメトリにコピーします。このチェックボックスをオフにすると、外観はコピーされません。
「パラメータ」(Parameters) - ソースエンティティのパラメータをターゲットエンティティにコピーします。パラメータはターゲットエンティティでロックされます。「材料」(Materials) ボディ特性と「作図用ジオメトリ (はい/いいえ)」(Construction yes/no) ボディステートは別々に設定します。
「名前」(Names) - ソースエンティティの名前をターゲットエンティティにコピーします。コンフリクトがある場合、番号付けに基づいて名前が再生されます。このチェックボックスがオフになっている場合、名前はコピーされず、ジェネリック名が割り当てられます。
「レイヤー」(Layers) - ターゲットに同じ名前のレイヤーが存在する場合、コピーしたエンティティをターゲットモデル内のそのレイヤーに配置します。
「材料」(Materials) - ターゲットボディの材料をソースの材料に設定し、このプロパティはロックされます。ソース部品の材料を変更しても、ターゲットボディでは更新されません。
ターゲット部品に同じ名前の材料が存在しない場合、その材料がターゲット部品にコピーされます。
ターゲット部品に同じ名前の材料が存在し、同じプロパティを持つ場合、ターゲット部品の材料がコピーボディに指定されます。
ターゲット部品に同じ名前の材料が存在しているが、プロパティが異なる場合、ターゲット部品の既存の材料がコピーボディに指定され、警告メッセージが表示されます。
「作図用ジオメトリ (はい/いいえ)」(Construction yes/no) - 「作図用ジオメトリ (はい/いいえ)」(Construction yes/no) チェックボックスをオンにした場合、新規コピーボディは参照ボディと同じ状態 (作図またはソリッド) になります。「作図用ジオメトリ (はい/いいえ)」(Construction yes/no) チェックボックスをオフにした場合、作図ボディを含むすべてのボディがソリッドボディとしてターゲットモデルに作成されます。
コピージオメトリフィーチャーの再定義
コピージオメトリフィーチャーを再定義してプロパティのチェックボックスをオフにした場合、コピーされたプロパティは除去されません。この時点から、これらのプロパティはソースモデルのプロパティを更新しても更新されなくなります。これらのプロパティはターゲットモデルでロック解除され、編集可能になります。
以下にいくつかの例を示します。
材料
コピージオメトリフィーチャーを再定義して「材料」(Materials) チェックボックスをオフにすると、ソースモデルの材料が変更されてもターゲットモデルのボディは更新されなくなります。ターゲットボディに指定されている材料は変わりませんが、ロック解除されます。別の材料を指定できます。
作図
コピージオメトリフィーチャーを再定義して「作図用ジオメトリ (はい/いいえ)」(Construction yes/no) チェックボックスをオフにした場合、ターゲットモデルのボディの状態は変わりませんが、このプロパティはロック解除されます。必要に応じて、ターゲットモデルでこのプロパティを変更できます。
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