Advanced Framework プロジェクトの検証について
Creo Advanced Framework では、フレーム設計のさまざまな場所で、構成部品を同一のモデルとして再利用できます。ただし、設計プロセス中は、元々は同じものだったまたはプロジェクトサブアセンブリだった再利用するプロファイルが、再利用する場所では異なる必要があります。この現象は次のような場合に発生します。
カーブスケルトンの寸法が修正され、元々は同じ長さだったカーブが違う長さになる場合。
再利用するプロファイル上のプロファイルジョイントが定義され、再利用する場所で、定義された場所とは異なるカット寸法が必要になる場合。
上記の場合は、元々は同じモデルをコピーに置き換える必要があります。多くの設計者がこれを見逃しています。その結果、Advanced Framework モデルの一貫性が失われ、ジオメトリが不正確になります。ほとんどの場合、再生時間が長くなったり、再生が不完全になったりするなど、再生の問題も発生します。「プロジェクトを検証」(Verify Project) ツールを使用すれば、このような問題を特定して修正できます。
「プロジェクトを検証」(Verify Project) ツールは、すべてのプロファイルおよびプロジェクトサブアセンブリとそれらの再利用されたインスタンスを現在のアセンブリで収集し、以下の観点でそれらのステータスを決定します。
プロファイルモデル内の実際のプロファイルカーブ長さ寸法 (PC_L) に対応する配置カーブ長さ。
プロファイルモデル内の実際の終端オフセットとカット角度寸法に対応するプロファイルジョイント定義。
「プロジェクトを検証」(Verify Project) ダイアログボックスでは、プロファイルとサブアセンブリのすべてのインスタンスが、検証ステータスの結果を示すテーブルに表示されます。このリストを使用して問題を特定し、ツールを使用してそれらの問題を修正します。問題は赤色で示されます。
次の理由で、プロファイルまたはサブアセンブリ配置インスタンスの計算されたプロファイルカーブ長が赤色で表示されることがあります。
インスタンスが長さの異なるカーブ上にアセンブリされる。この場合は、1 つのインスタンスをそれ自体のコピーに置き換えます。
インスタンスが AFX の想定どおりにカーブ上に正しくアセンブリされない。Creo Parametric の機能を使用して配置参照を修正します。
次の理由で、プロファイルまたはサブアセンブリ配置インスタンスの計算されたジョイント寸法が赤色で表示されることがあります。
インスタンスによってジョイント定義のプロファイル終端寸法が異なる。この場合は、インスタンスのジョイント定義を削除または修正するか、1 つのインスタンスをそれ自体のコピーに置き換えます。
カット角度が 90 度を超えているなど、ジョイント定義の寸法値が正しくない。この場合は、ジョイント定義を削除または修正します。
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