超弾性材料
ゴムなどの超弾性材料は、大きな歪みに対して瞬間弾性応答を示す非線形材料です。超弾性材料は、任意のモデルで大変形解析を実行する場合に使用できます。超弾性材料を定義するには、「材料定義」(Material Definition) ダイアログボックスの「構造」(Structure) タブで、「サブタイプ」(Sub Type) として「超弾性」(Hyperelastic) を選択します。
Creo Simulate では、超弾性材料の数学モデルがいくつかサポートされています。シミュレーションの精度は、選択した材料モデルによって異なります。材料モデルは 2 つの方法で選択できます。
• 「テストによって定義」(Define By Tests) - 応力と歪みの実験データを使用して材料モデルを選択するには、このオプションを使用します。
「材料定義」(Material Definition) ダイアログボックスの
「構造」(Structure) タブで、
「テストによって定義」(Define By Tests) チェックボックスをオンにし、
「編集」(Edit) をクリックします。
「超弾性材料定義」(Hyperelastic Material Definition) ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスで、応力と歪みの値を指定し、そのデータでの最良適合モデルを見つけます。
• 材料モデルの係数 - 材料モデルの係数値を指定して超弾性材料を定義することもできます。「テストによって定義」(Define By Test) チェックボックスをオフにします。「材料定義」(Material Definition) ダイアログボックスの「材料モデル」(Material Model) エリアで次のいずれかの材料モデルを選択し、モデルの係数値を指定します。
◦ Arruda-Boyce
◦ Mooney-Rivlin
◦ Neo-Hookean (デフォルト)
◦ 多項式次数 2
◦ 簡約化多項式次数 2
◦ Yeoh