位置解析またはキネマティック解析を実行するには
Mechanism Design でキネマティック解析や位置解析を実行すると、メカニズムの運動がシミュレートされます。これらの解析で使用するサーボモーターを選択し、解析中の開始時間と終了時間を指定できます。
キネマティック解析や位置解析は、一連のアセンブリ解析です。しかし、解析中にメカニズムを正常にアセンブリできない状態になると、解析が停止して、継続するかどうかの確認を求めるプロンプトが表示されます。「設定」(Settings) ダイアログボックスで選択した設定によって、実行中に解析が失敗した場合、それを一時停止または継続できます。
キネマティック解析または位置解析は、サーボモーターによって適用されたモデルの運動を調べるのに使用します。解析中にどのサーボモーターを使用するかを選択して、解析中の開始時間と終了時間を指定できます。モデルの一部分のみの運動を調べる場合は、「解析定義」(Analysis Definition) ダイアログボックスの「プリファレンス」(Preferences) タブで剛体ロックまたは結合ロックオプションを使用して、許可されている自由度を除去します。
キネマティック解析と位置解析はよく似ていますが、重要な違いが 1 つあります。キネマティック解析ではメカニズム内のポイントまたは運動軸の位置、速度、加速度が評価され、位置解析では位置のみが測定されます。このため、キネマティック解析に定義するサーボモータープロファイルは微分可能でなければなりません。ジオメトリサーボモーターは位置解析でのみ使用できます。