インパルスメジャーについて
インパルスメジャーは、衝突による運動量の変化を測定します。このメジャーを使用すると、インパクトイベントの発生を数量化することができます。衝突が発生し、オブジェクトに特別なフォースが加わると、そのオブジェクトの運動量が変化します。次の式は、運動量の変化と衝突フォースとの関係を示しています。
momentum =F(t) dt
インパルスメジャーは、以下のタイプの結合で作成できます。
運動軸 - 運動軸がその制限に接触した後の運動量の変化を測定します。インパルスを測定するには、運動軸制限と、結合の反発係数を指定する必要があります。各タイプの結合について、ジョイントの自由度の方向でインパルスを測定できます。
カムフォロワー結合 - カムフォロワーが分離し、再結合した後の運動量の変化を測定します。インパルスを測定するには、リフトオフオプションを有効にし、反発係数を指定する必要があります。以下の要素を指定してインパルスを測定できます。
垂直フォース - 2 つのカムの接触点で、カムカーブに垂直な方向におけるインパルスの成分を測定します。
正接フォース - 2 つのカムの接触点で、カムカーブに正接するインパルスの成分を測定します。
スロットフォロワー結合 - スロットフォロワーがその終点に接触したときのインパクト後の運動量の変化を測定します。インパルスを測定するには、反発係数を指定する必要があります。始点と終点を選択できます。
インパルスの計算で使用される座標系の軸は、メカニズムの WCS または LCS に対応しているとは限りません。測定する結合と要素を選択すると、選択した結合上にマゼンタ色のシェード矢印が表示されます。この矢印は、計算で実際に使用される X 方向または Y 方向を示しています。この矢印の方向を注意深くチェックし、希望のインパルス測定の実際の方向と一致しているかどうか確認してください。