ヒント: 初期条件の使用
初期条件を使用するときは、以下の点に注意してください。
• 解析の初期条件を使用する前に、必ず初期条件の有効性をチェックしてください。作成した初期条件が、物理的に実現可能で、互いに矛盾しないことを確認します。たとえば、ジョイント結合した 2 つの部品の向きについて初期条件を設定した場合は、必要な剛体位置が、ジョイントで許可されている自由度で実現可能でなければなりません。
• 解析では、アクティブ化したサーボモーターをモデルに追加すると、開始位置に例外が発生します。サーボモーターで定義された初期位置は、解析を開始したときの開始位置をオーバーライドします。
• 角速度の初期条件を定義する場合は、回転運動軸結合と矛盾しないベクトルを選択します。自由度とアセンブリとの結合方法に応じて、回転軸は指定したベクトルと平行になります。
• 角速度の初期条件は、運動軸結合された構成部品よりも、パッケージ構成部品で役立ちます。初期条件を運動軸結合された構成部品に適用すると、初期条件セットの不整合が発生して、他の拘束との矛盾により失敗する可能性が高くなります。
• 位置解析、キネマティック解析、静解析、およびフォースバランス解析の初期位置を指定するには、解析定義の初期コンフィギュレーションスナップショットを使用します。