初期条件と状態
ソース
「ソース」(Source) は、選択したボリュームを参照する種のボリューム条件です。「種」(Species) モジュールで「新規ソースを作成」(Create a New Source) オプションを選択すると、選択したボリュームに濃度ソースおよび合計濃度ソースを導入できます。
1. 「いいえ」 - 種輸送方程式でソース項がゼロになります。
2. 「ボリュームあたりの濃度ソース」(Concentration Source Per Volume) - 毎秒の単位ボリュームあたりの正味のスカラー率を指定できます。
3. 「合計濃度ソース」(Total Concentration Source) - 毎秒のボリューム全体に対する正味のスカラー率を指定できます。
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複数のソースには、Source 1Source 2Source 3 などのように連番が付けられます。ソースを除去すると、残りのソースはもう一度 1 から番号が付け直されます。
初期条件
「初期条件」(Initial Condition) とは、「実行」(Run) グループで「初期値から開始」(Start from Initial Values) を選択した場合に、シミュレーションを開始するために必要とされる独立変数の値を指しています。「ソリューションから開始」(Start from Solution) または「継続実行」(Continuation Run) を使用してシミュレーションを開始することもできます。これらのインスタンスでは、ボリュームで設定された「初期条件」(Initial Condition) は使用されません。「種」(Species) モジュールでは、「指定した値」(Specified Value) でスカラーの「ボリューム」(Volume) ごとに初期値を指定できます。
状態
「種」(Species) モジュール内のボリュームの「状態」(State) は、スカラー輸送方程式がそのボリューム内で解決されるのか (「アクティブ」(Active))、解決されないのか (「非表示」(Blanked)) を決定します。ボリュームの「状態」(State)「非表示」(Blanked) に設定することは、種をその初期値でフリーズさせることに相当します。
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選択したボリュームに対して、「種」(Species) モジュール内の状態はほかのモジュールの状態から独立しています。たとえば、「流れ」(Flow) モジュールを「非表示」(Blanked) に設定してボリュームをソリッドにした場合は、「種」(Species) モジュールを「アクティブ」(Active) または「非表示」(Blanked) に設定できます。