せん断 NC シーケンスについて
せん断 NC シーケンスでは、スケッチされたコンターに沿って点から点に移動するツールパスが作成されます。ツールパスはストロークと呼ばれる小さな要素に分割され、ストロークはヒットに分割されます。ヒットはツールパスの最も小さな要素です。ヒットは、工具がワークピースと接触して材料を除去するそれぞれの位置を示します。ストロークはスケッチされたコンターのエンティティに沿った一連のヒットです。ツールパスが生成されたときに、ストロークは一連のヒットがラインによって結合されたものとして表示されます。ヒットの間の距離は実際の工具のサイズに基づいて計算されます。
OVERHANG_DIST パラメータを使用して、それぞれの次のヒットが前のヒットとオーバーラップする距離を指定できます。デフォルトでは、スケッチされたコンターの各エンティティに沿ったツールパスはエンティティの長さに等しくなります。ミクロジョイント点あるいは頂点およびオーバーハング頂点を指定できます。そこではツールパスは、ニブルエッジ NC シーケンスと同様に指定された距離だけそれぞれトリムまたは延長されます。これらの距離は NC シーケンスのパラメータ SHAKEAWAY_DIST と OVERHANG_DIST で定義されます。
せん断 NC シーケンスは標準パンチタイプのツールか、幅がゼロの特別なせん断タイプのツールを使用して実行されます。ツールパスを出力するには CLOUTPUT コマンドを使用します。せん断 NC シーケンスの他の製造パラメータはニブルエッジと同様です。