データム形体として設定または順序変更する必要があります
モデル内の各形体にばらつく自由度 (DOV) の固有セットがあります。たとえば、平面サーフェスには 3 つの DOV (1 つの直線移動と 2 つの回転) があり、単純穴には 4 つの DOV (2 つの直線移動と 2 つの回転) があります。モデル内の各形体の DOV を、モデル内でその形体より上位にある形体を基準にして拘束する必要があります。形体のすべての DOV を拘束するのに十分な形体がモデル内に存在しない場合、通常はその形体をデータム形体として設定するか、その形体を使用してデータムターゲットからのデータムを確立する必要があります。たとえば、1 つ目の形体をモデルに追加する際には、新しい形体を拘束する既存の形体がないので、その形体をデータム形体として設定する必要があります。データム形体として設定できない形体タイプがいくつかありますが (「モデルベースの定義」 > 「Geometric Dimensioning and Tolerancing Advisor」 > 「GD&T Advisor」で「形体の説明」を参照)、これらの形体を使用してデータムターゲットからのデータムを確立できます。
通常は、モデル内の最初のいくつかの形体をデータム形体として設定し、これらを使用して部品の主要なデータム参照フレームを確立する必要があります。したがって、主要な DRF の確立に使用する形体は、モデル内の最初の数個の形体でなければなりません。