設計を完全なものとするためには、すべての寸法に公差を指定して、ばらつきの制限値が設計モデル内のすべての形体に定義されるようにする必要があります。このメッセージは、'基準値' として表示される (公差が明示的に指定されていない) 寸法がモデルに 1 つ以上含まれている場合に必ず表示されます。

ASME Y14.41-2012 (第 9.2.2 項) には、'表示されるサイズ形体の寸法には必ず公差が含まれていなければならない' というモデル要件があるので、サイズ寸法を '基準値' として表示することは許可されていません。

ASME Y14.41-2012 に、オフセット寸法や角度寸法などのその他のタイプの寸法に関する同様の規定はありません。一般的にはすべての寸法に公差を明示的に指定することをお勧めしますが、サイズ寸法以外の寸法ではこれは必要ありません。モデルに '基準値' 寸法が含まれている場合には必ず、このメッセージが表示されるので、一般注記でこれらの寸法の公差を明示するようにしてください。