工具方向を指定するには
ターニング工具の回転方向は、NC シーケンスパラメータ TOOL_ORIENTATION で制御できます。このパラメータのデフォルト値は 90 度で、ツールがほとんどの場合に正しく回転してワークピースの外側サーフェスおよびフェースサーフェスを加工できます。中空のワークピースの内側サーフェスを加工するには、必要に応じて TOOL_ORIENTATION の値を 0 に変更します。実際の工具方向は、ホルダータイプ (左または右) とタレットヘッド番号 (ヘッド 1 またはヘッド 2) の影響も受けます。「工具設定」(Tool Setup) ダイアログボックスの「プレビュー」(Preview) ウィンドウで、工具方向をプレビューできます。
マシン上での工具方向の調整をサポートしている 5 軸のミル/ターン加工では、「工具位置角度」(TOOL_POSITION_ANGLE) を設定することもできます。この角度は CL データ内に出力されます。
垂直軸のツールを、Holder_Type (ホルダータイプ) パラメータを「右」(Right) に設定してミラーできます。これにより部品のショルダーの後ろで直径のバックターニングを行えます。
1. Holder_Type Left
2. Holder_Type Right