位置について
位置は、ネットワークとケーブルパスを設定する点です。位置により、アセンブリを通るケーブルパス上のオフセット点と固定点を表します。アセンブリに変更が加えられた場合に、ケーブルとハーネスの設計意図を取り込むため、寸法と拘束を割り当てることができます。自動ルーティングを行うためには、ネットワーク位置が必要です。ネットワークパスを定義すると、自動ルーティング時に複数のワイヤとケーブルがパスを通ることができます。位置点には、次の 3 つの種類があります。
フリー - サーフェス、カーブ、軸、またはネットワークセグメント上の点として、フリー位置を配置できます。この位置は、その位置を通過するケーブルの半径の 60 % だけ自動的にオフセットされます。カーブ、軸、その他のケーブルエンティティ上のフリー位置は、常にエンティティ上の中心に設定され、正接は拘束されません。
依存 - フリー位置と同じデフォルトオフセット値と方向値を持っていますが、すでに指定されている位置からの寸法と選択した第 2 のサーフェスからのオフセットを入力する必要があります。参照エンティティを移動すると、依存位置もそれとともに移動します。
依存位置は、複雑なサーフェスに沿ってルーティングしたり、側面図または平面図から見たようにケーブルが直線を通らなければならないときに使用します。ケーブルを移動しなければならない場合は、参照位置しか移動できず、依存位置はそれとともに移動します。
オフセット - オフセット位置は、依存位置と似ていますが、3 次元で位置を定義できます。その他の位置タイプには、選択した軸に沿ったパスを設定するもの、チャンネルに平行なパスを設定するものがあります。ケーブルを狭い通路に置く場合や大量に置く場合は、オフセット位置を使用します。ケーブルは、アセンブリジオメトリに対して移動します。「オフセット」(Offset) オプションを使用してグローバル座標系に対する位置を作成できますが、軌跡にはアセンブリに対する参照がなく、設計意図が反映されないので、この方法は避ける必要があります。
任意の種類の位置を指定した後、オプションとして、その位置を通って最大幅のケーブルをルーティングするために、位置に最大直径の拘束を追加することができます。
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位置を追加または修正するときにほかのジオメトリよりも Z 軸上の位置が低い位置を選択するか、ケーブルをシェードモードでルーティングする場合、コンフィギュレーションオプション cables_with_hlrno に設定します。
位置を追加するには
ケーブルをルーティングした後で、詳細なケーブルパスを定義するため、位置を追加できます。
1. 以下のいずれかを実行します。
「位置」(Location) をクリックします。
グラフィックウィンドウでネットワークまたはケーブルを右クリックし、ショートカットメニューの 「位置を挿入」(Insert Locations) をクリックします。
「位置」(Location) タブが開きます。
2. セグメントを選択します (「位置」(Location) タブを開く前に選択しなかった場合)。セグメントがハイライトされます。
3. リストから次の位置のタイプを選択するか、グラフィックウィンドウで右クリックして「次の位置」(Next Location) リストから次のいずれかのオプションを選択します。
位置のリスト
ショートカットメニュー
結果
「上」(On)
「上」(On)
選択した参照の上に位置を作成します。
「点からオフセット」(Offset from Point)
「点からオフセット」(Offset from Point)
選択した点または座標系からオフセットした位置を作成します。
「方向使用」(Use Direction)
「方向使用」(Use Direction)
指定された方向で、前の位置からオフセットした位置を作成します。
「前からオフセット」(Offset from Previous)
「前からオフセット」(Offset from Previous)
前の位置からオフセットした位置を作成します。
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最初の位置は、「上」(On) または「点からオフセット」(Offset from Point) の位置になります。
4. 位置を配置するための参照を選択します。セグメントがハイライトされて、位置が追加される方向が示されます。ハンドルが表示されます。
5. 必要な場所までハンドルをドラッグします。
6. データム平面上に位置を追加するには、データム平面を選択します。ポインタが に変わります。クリックすると位置点が追加されます。中マウスボタンをクリックするか をクリックすると選択モードが終了します。
7. 軸の各端に位置を追加するには、グラフィックウィンドウで右クリックし、ショートカットメニューの「軸方向」(Along Axis) チェックボックスをオンにします (まだオンになっていない場合)。位置を追加する軸をクリックします。
8. 配置タイプを変更するには、「配置」(Placement) をクリックするか、ハンドルを右クリックします。
9. オプションを設定するには、「オプション」(Options) をクリックします。
10. 進行方向を反転させるには、 をクリックするか、グラフィックウィンドウを右クリックしてショートカットメニューから「反対方向」(Reverse Direction) を選択します。
11. 位置の定義が完了した後、参照をクリックして同じセグメント上にさらに別の位置を配置できます。
12. 位置を編集するには、 をクリックします。
13. 位置の配置を確定して別のセグメントに位置を追加するには、 をクリックします。
14. をクリックします。
位置を回転させるには
1. モデルツリーまたはグラフィックウィンドウで位置を選択し、次のいずれかの操作を実行します。
「プロパティ」(Properties) をクリックします。「位置のプロパティ」(Location Properties) ダイアログボックスが開きます。
ショートカットメニューで をクリックします。「位置」(Location) タブが開きます。「オプション」(Options) をクリックします。
モデルツリーまたはグラフィックウィンドウでセグメントを選択し、右クリックしてショートカットメニューの「編集」(Edit) を選択します。「位置」(Location) タブが開きます。「オプション」(Options) をクリックします。
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複数のケーブルがある位置を選択する必要があります。
2. 「角度」(Angle) で新しい角度の値を入力するか選択します。
3. タブの をクリックするか、ダイアログボックスの「OK」をクリックします。指定した値だけパッキングが回転します。