抽出アセンブリについて
抽出アセンブリとは、アセンブリのサブセットです。抽出アセンブリには、抽出元のアセンブリで選択した構成部品のみが含まれています。抽出アセンブリの構成部品に対して行った変更はすべて、抽出元のアセンブリに自動的に反映されます。同様に、抽出元のアセンブリに対して行った変更はすべて、抽出アセンブリに自動的に反映されます。抽出アセンブリに作成されたすべての外部参照は、抽出元のアセンブリの構造に従って自動的にマップされます。
抽出アセンブリを使用することで、操作するケーブルサブアセンブリと必要な参照構成部品のみを含む環境を簡単に設定して、ケーブルのコンカレント設計を行うことができます。
必要な構成部品だけを抽出アセンブリに含めることによって、抽出アセンブリを使用して大規模なアセンブリの特定の構成部品だけを操作することもできます。抽出アセンブリに含まれている構成部品だけを読み込めばよいので、構成部品の読み込み時間が大幅に短縮されます。
以下に例を示します。
抽出元アセンブリ POWER_UNIT.ASM のモデルツリーを以下に示します。
抽出アセンブリ EXTRACT_CABLES.ASM のモデルツリーを以下に示します。EXTRACT_CABLES.ASM の第 1 レベルのサブアセンブリは POWER_UNIT.ASM です。
抽出アセンブリの第 1 レベルのサブアセンブリは修正可能に設定する必要があります。第 1 レベルのサブアセンブリを修正可能に設定しないか、第 1 レベルのサブアセンブリが複数ある場合、ケーブリングモジュールでは抽出アセンブリを操作できません。サブアセンブリとその構成部品が誤って修正されるのを防止する場合にのみ、サブアセンブリを参照専用として設定できます。
抽出アセンブリはいつでも破棄できます。破棄しても抽出元アセンブリには影響がありません。