計算された検証プロパティの値が保存されるモデルパラメータについて
ソリッドモデルをインポートしたり、非ネイティブモデルとして Creo で開いたりした場合、Creo でインポートされたモデルまたは非ネイティブモデルに作成されているモデルパラメータには、計算された検証プロパティの値、およびソースモデルの質量特性の保存用に作成されたパラメータが保存されます。これらのモデルパラメータは、Creo でインポートされたモデルおよび非ネイティブモデルの検証パラメータになります。たとえば、ソースモデルの体積の質量特性用に作成されている PTC_MP_IMP_VOLUME パラメータは、体積用の計算された検証プロパティの値とともに、インポートされたモデルの対応するモデルパラメータに PTC_MP_VAL_IMP_VOLUME として保存されます。PTC_MP_VAL_IMP_VOLUME モデルパラメータは、体積の質量特性の検証パラメータになります。
体積、面積、および重心 (COG) 座標などのプロパティに対応する、インポートされたモデルおよび非ネイティブモデルの検証パラメータは次のとおりです。
• PTC_MP_VAL_IMP_VOLUME
• PTC_MP_VAL_IMP_AREA
• PTC_MP_VAL_IMP_COGX
• PTC_MP_VAL_IMP_COGY
• PTC_MP_VAL_IMP_COGZ
ソリッドモデルをインポートした場合や Creo Unite を使用してファイルを開いた場合に加え、次のタスクを実行した場合にも検証パラメータが作成および再計算されます。
• Associative Topology Bus (ATB) 機能を使用した部品モデルとアセンブリモデルのインポートによって作成された変換イメージモデル (TIM) を関連更新した場合。
• Creo で開いているインポートフィーチャーと非ネイティブモデルをその ATB 機能にかかわらず再生した場合。
• TIM アセンブリの構造表示やグラフィック表示をそのマスター表示にアップグレードした場合。
インポートされたフィーチャーやモデルを再生したり、古い TIM 部品やアセンブリを関連更新したりすると、これらのパラメータの検証プロパティの値が再計算されます。ただし、インポートの後でアセンブリを再生しても検証パラメータは更新されません。関連更新を開始したときに TIM アセンブリが最新である場合、検証プロパティの値は再計算されず、検証パラメータは更新されません。関連更新ではアセンブリの古い構成部品の検証プロパティの値だけが再計算されます。したがって、TIM アセンブリ構成部品の検証パラメータの更新は再帰的ではありません。
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ソリッドモデルのインポートに失敗した場合や、ソリッド部品モデルがインポートの後でソリッド化に失敗した場合、パラメータ PTC_MP_VAL_IMP_AREA 以外の検証パラメータは作成されません。
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部品が再生されたときにソリッド化に失敗した場合、検証パラメータ PTC_MP_VAL_IMP_VOLUME と PTC_MP_VAL_IMP_COG* はモデルから除去されますが、パラメータ PTC_MP_VAL_IMP_AREA は残ります。1 つ以上の部品構成部品が失敗した場合、アセンブリモデルは重心パラメータを持ちません。ただし、PTC_MP_VAL_IMP_AREA パラメータが作成されないか除去されるのは、部品のインポートフィーチャーが失敗した場合だけです。
次の場合にも検証パラメータは作成および更新されません。
• ソースモデルを構成する部品に複数のボディが含まれている。複数のソリッドボディが含まれているソース部品およびアセンブリの部品構成部品のボディレベルには、体積、表面積、COG などの質量特性は存在しません。したがって、複数のソリッドボディが含まれている部品モデルのボディレベルには検証パラメータは作成されません。
• Creo がインポートの後で特にトポロジーが不正であるためにソリッドモデルの検証プロパティの値の計算に失敗した。
• TIM アセンブリにグラフィック表示と構造表示がある。
• アセンブリの表示がグラフィック表示から構造表示または構造表示からグラフィック表示に変更された。
• TIM アセンブリのグラフィック表示または構造表示が関連更新された。
• 最新のソースモデルが反映されているインポートフィーチャーまたは非ネイティブモデルを Creo で再び開くか読み込んだ。