インポートフィーチャーのジオメトリの再ロードについて
レガシーモデルのインポートフィーチャーを除くすべてのインポートフィーチャーは、ソースファイルへのリンクを維持します。ソースファイルの名前と場所がインポートフィーチャーとともに保存されています。「インポート」(Import) タブに、ソースファイルの名前と場所が表示されます。現在使用中のソースファイルを再ロードしたり、ソースファイルを変更して、インポートフィーチャーのジオメトリを新しいファイルのジオメトリに置き換えたりできます。
インポートフィーチャーのソースファイルは、以下の手順で再ロードできます。
• インポートプロファイルオプションを変更せずに、使用中のソースファイルのデータを再ロードし、ソースファイルの変更をインポートフィーチャーに反映します。
• 異なるインポートプロファイルを選択します。または、ジオメトリの初回インポートが正しく設定されなかった場合には、部品とともに保存されている埋め込みプロファイルの設定を修正し、新しい設定のソースファイルを再ロードします。
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変更されたプロファイル設定の大半はジオメトリの再ロード時に適用されますが、「テンプレート使用」(Use templates)、「インポートタイプ」(Import type)、「ATB を有効化」(Enable ATB) などのプロファイルオプションは、モデルを初めてインポートする場合にのみ有効になります。これらのプロファイルオプションをリセットすると、変更された設定はソースファイルの再ロードに効力を持ちません。
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• インポートフィーチャーにはレイヤーフィルタ設定が保存されないので、ソースファイルを再ロードする前に「レイヤーインポートオプション」(Layer Import Options) ダイアログボックスのレイヤーフィルタをリセットします。
• 初回インポート後にソースファイルを変更した場合、ソースファイルを再ロードしてインポートフィーチャーを更新します。
• ソースファイルを変更して、インポートフィーチャーのジオメトリを新しいファイルのジオメトリで置き換えます。
インポートフィーチャー全体をほかのソースファイルのジオメトリに置き換えることはできますが、インポートフィーチャーの一部のジオメトリを置き換えることはできません。ソースファイルを再ロードする際に一部のジオメトリインポートフィーチャーに追加したり、インポートフィーチャーのジオメトリタイプを変更したりすることもできません。ATB 使用のフィーチャーのソースファイルを再ロードしてジオメトリを更新することと、Associative Topology Bus (ATB) で「更新」(Update) コマンドを実行することは同じです。
標準インポートフィーチャーで構成されるソースファイルを再ロードする場合、置換対象として選択したファイルのすべてのジオメトリによって、ジオメトリ/トポロジー構造 (GTS) ツリー内に新しいノードが作成されます。
「インポート」(Import) タブの
![](../../data_exchange/interface/images/import_data_doctor.png)
をクリックして Import Data Doctor (IDD) にアクセスし、IDD で新しいノードのジオメトリを編集できます。
ジオメトリを置き換えるには、次のように、IDD を使って元のジオメトリのエンティティを除去してから、新しいノードの新しいジオメトリを追加します。
• 過剰なデータや不要なデータを新しいノードから削除する。
• 新しいサーフェスで置き換える元のサーフェスを削除する。
• 必要に応じて、新たに追加されたサーフェスを古いキルトに縫い付ける。
インポートフィーチャーが複数のボディから成る場合、インポートフィーチャーを再定義する際に「インポート」(Import) タブで選択したボディオプションが、ソースファイルを再ロードした場合にも維持されます。インポートフィーチャーを再定義する際に「インポート」(Import) タブで「ボディを追加」(Add Bodies) オプションを選択した場合、再ロードされたソースファイルのボディにソリッドボディが作成されます。インポートフィーチャーは元のターゲットボディにジオメトリを寄与しなくなります。ソースファイルが再ロードされた後、部品のターゲットボディに含まれていたインポートフィーチャーのすべてのボディがターゲットボディから除去されます。
インポートフィーチャーを再定義する際に「インポート」(Import) タブで「ジオメトリを追加」(Add Geometry) オプションを選択した場合、再ロードされたソースファイルの新規ボディがインポートフィーチャーのターゲットボディに含まれます。このターゲットボディは、ソースファイルを再ロードする前と後で同じ状態を維持します。
インポートフィーチャーがファセットで構成されている場合、
「インポート」(Import) タブのほかに
「ファセット」(Facet) タブが開きます。
「ファセット」(Facet) タブのオプションを使用して、ファセットフィーチャーを編集することができます。ソースファイルを再ロードしたり、フィーチャーをさらに再定義するには、
「ファセット」(Facet) タブを終了してから
「インポート」(Import) タブのオプションを使用します。ファセットフィーチャーを再定義した後に編集するには、
「インポート」(Import) タブの
![](../../data_exchange/interface/images/facet_edit.png)
をクリックして
「ファセット」(Facet) 環境に入り、ファセット編集オプションを使用します。
インポートフィーチャーが ATB 使用の場合、ATB を使用してモデルを更新すると、編集による変更は失われます。そのため、ATB 使用のインポートフィーチャーの再ロードされたジオメトリを編集する前に、インポートフィーチャーが ATB 使用ではないことを確認する必要があります。
デフォルトでは、新しいジオメトリまたは修正されたジオメトリが表示されます。オプションで、元のジオメトリと新しいジオメトリを表示して、それらを比較することができます。元のジオメトリと新しいジオメトリの参照エンティティは自動的にマッチし、下位の子フィーチャーを維持するように参照ペアが作成されます。ただし、不完全な参照ペアがあるという警告が表示された場合には、「インポート」(Import) タブで > の順に選択し、「参照ペア」(Reference Pairs) ダイアログボックスを使用して参照エンティティのマッチングを完了させます。