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ボディや部品に指定されている材料の交換について
材料の転送をサポートする 3D ファイルフォーマットに Creo の部品およびアセンブリの部品構成部品をエクスポートした場合、部品レベルとボディレベルで指定されている材料がエクスポートされます。Creo 部品の部品レベルとボディレベルの材料指定がファイルフォーマットおよびフォーマット固有のエクスポートプロファイルに基づいてエクスポートされるか、エクスポートされた部品のボディに部品レベルの材料が直接指定されます。
Creo モデルの材料定義が Creo での質量特性の計算に十分である場合、Creo モデルのエクスポート先の非ネイティブ CAD システムによって対応する質量特性の値が計算されます。
同様に、非ネイティブ部品、部品構成部品、およびそのボディをインポートした場合、部品レベルとボディレベルで指定されている材料が Creo にインポートされます。インポートされた部品モデルのボディに材料が指定され、関連する材料密度が定義され、材料定義が完了している場合、インポートされた部品で計算された質量特性の値はソースモデルの質量特性の値に対応しています。その結果、インポートされた部品の材料名はソースモデルの材料名に対応しています。
一部のファイルフォーマットの部品モデルにはシステム定義の材料密度がデフォルトとして設定されています。その場合、部品レベルまたはボディレベルで指定されている材料は、システム定義のデフォルトの密度で、<part_name>_material または <body_name>_material という名前でインポートされます。
材料が指定されているボディに明示的な名前がない場合、インポートされた部品のボディには body_1_materialbody_2_materialbody_3_material などの名前が付きます。
材料が指定されているインポートボディに明示的な名前がある場合、長いボディ名は Creo 命名規則に従って切り捨てられます。インポートされたボディの長い名前が切り捨てられた場合でも接尾辞 _material は維持されます。
ボディレベルの材料指定が部品レベルの材料指定と異なる場合でも、部品モデルの材料のインポートとエクスポートが行われます。部品には関連する材料密度が定義された材料がマスターとして指定され、部品の 1 つまたは複数のボディには材料密度が定義されていない材料が明示的に指定されている場合があります。
そのような部品がエクスポートされた場合、エクスポートされた部品も部品レベルとボディレベルで異なる材料指定を持ちます。エクスポートされた部品の材料指定はソース部品モデルの材料指定に対応しています。部品の 1 つまたは複数のボディに明示的に指定されている材料はエクスポートされません。これらのボディには関連する材料密度が定義されていないことがその理由です。
そのような部品を再インポートした場合、説明したように、これらの部品モデルで計算された質量特性は指定されている材料とは異なります。
密度が定義されマスターとして指定されている部品レベルの材料は、同じ部品レベルの材料および密度の定義でエクスポートおよび再インポートされます。
部品レベルで指定されている材料はエクスポートされますが、部品の 1 つまたは複数のボディに明示的に指定されている材料はエクスポートされません。関連する材料密度が定義されていないことがその理由です。同じ部品を再インポートした場合、材料がエクスポートされなかった 1 つまたは複数のボディは、「マスターに従う」(Follow Master) として指定されている材料でインポートされます。