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問題のあるジオメトリの選択
「トラブルシューティング」(Troubleshooter) のツリーで診断を右クリックしてショートカットメニューの「問題ジオメトリを選択」(Select Problem Geometry) を選択することで、モデル内の欠陥のあるジオメトリを選択してハイライトできます。
「問題ジオメトリを選択」(Select Problem Geometry) オプションを選択すると、「トラブルシューティング」(Troubleshooter) のツリーに表示されている診断ごとに、モデル内の次のようなジオメトリが特定されて選択されます。
診断
モデルで選択されるジオメトリ
「サーフェスが不適切」(Bad surfaces)
サーフェス
「両側エッジが不適切」(Bad two-sided edges)
緑色のワイヤフレーム
「不適切なワイヤフレームカーブ」(Bad wireframe curves)
黒色のワイヤフレーム
オープンキルトを含むソリッドノード
GTS ツリーのトップレベルのボディノード。
「エッジのテサレーションが不完全」(Poorly tessellated edges)
テサレーションが不完全なエッジが属する緑色のワイヤフレーム。
「片側エッジのループが小さい」(Small loops of one-sided edges)
小さいループが複数のサーフェスのエッジから成る場合、片側エッジのループと頂点を共有する緑色または黒色のワイヤフレーム。
小さなループが 1 つのサーフェスの内側境界である場合、片側エッジループの 1 つのエッジまたはすべてのエッジ。
「片側エッジが短い」(Short one-sided edges)
エッジ
「頂点が不適切」(Bad vertices)
対応するワイヤフレーム
「条件を満たさないワイヤフレーム」(Unsatisfied wireframes)
黒色のワイヤフレーム
「条件を満たさない正接」(Unsatisfied Tangency)
ワイヤフレーム
「ギャップがワイヤフレームに追加されていない」(Gaps not added to Wireframe)
ギャップ
「ほぼ正接なエッジ」(Almost Tangent Edges)
エッジが属する、拘束がない緑色または黒色のワイヤフレーム。
「小さいサーフェス」(Small Surfaces)
サーフェス
「サーフェスが狭い」(Narrow Surfaces)
サーフェス
欠陥のあるジオメトリを選択すると、そのジオメトリに自動的にズームインして赤色でハイライトされます。「トラブルシューティング」(Troubleshooter) のテキスト領域に、診断タイプおよび選択した診断に推奨される解決方法が表示されます。
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「ほぼ正接なエッジ」(Almost Tangent Edges) の診断を選択してショートカットメニューの「問題ジオメトリを選択」(Select Problem Geometry) を選択すると、対応するサーフェスどうしが互いにほぼ正接する緑色と黒色のワイヤフレームが選択されます。このようなワイヤフレームには正接拘束がありません。この欠陥に推奨される解決方法としては、ほぼ正接なエッジが属するワイヤフレームに正接拘束を追加します。この後、修復または一致ツールを使用し、必要に応じて「正接修復」(Repair Tangency) オプションを使用して、対応するサーフェスをこれらのエッジで互いに正接させることができます。また、「整列」(Align) ツールも使用できます。