ノートブック階層について
ノートブックをほかのノートブックに宣言すると、これらのノートブック間には階層関係ができます。カレントノートブックが、宣言先のノートブックの子ノートブックになります。親ノートブックのグローバルデータムと寸法を設定することで、カレントノートブックのグローバルデータムと寸法を制御できます。
グローバル参照は自動的に作成されないので、手動で作成する必要があります。ノートブックを宣言すると、Duplication of global symbol symbolname. Delete local version? [No] というプロンプトが表示されます。グローバル参照が必要な場合、Yes と入力します。カレントノートブックからシンボル名が削除され、そのシンボルが存在するノートブックを指す相互参照に置き換わります。No と入力すると、ローカルパラメータはグローバルパラメータから独立したままとなります。
ローカルバージョンを保持する場合、多数のノートブックで同一シンボルを使用できます。たとえば、シンボル "Length" はビーム、シャフト、パイプの長さを表すことができます。これらの"Length"パラメータすべてが完全に独立している (すなわち、1 つの Length を修正しても、ほかの Length に影響しない) 場合、すべてのモデルに同じパラメータ名を付けることができます。
グローバル参照を作成すると、1 カ所からパラメータ値を制御できるので便利です。親ノートブックで 1 つのパラメータを修正すると、修正された値がノートブック階層を通して関連モデルに渡されます。
階層レベルはいくつでも作成できます。複数の互いに関連性のない親にもノートブックを宣言できます。