フレキシブル構成部品について
フレキシブル構成部品は、新しい要件、異なる要件、要件の変更に容易に適合します。フレキシブル構成部品は、さまざまな状態でアセンブリに追加できます。たとえば、アセンブリのいろいろな場所に、さまざまな収縮状態のばねを配置できます。フレキシビリティの値は次のタイミングで定義されます。
配置前 (事前定義)
配置中
配置後
フレキシビリティは、任意の部品またはサブアセンブリに定義でき、構成部品の各配置インスタンスに使用できます。構成部品をアセンブリ内でフレキシブルにするには、次の可変アイテムの値を設定するか定義する必要があります。
寸法、公差、パラメータ、材料
(サブアセンブリの) フィーチャーと構成部品のステートの抑制/レジューム
フレキシブル構成部品は移動せず、アセンブリの移動をロックします。キネマティック移動を可能にするには、ドラッグ操作の間アセンブリからフレキシブル部品を除外します。フレキシブル構成部品には次の特性があります。
形状や構造が異なっていても、構成部品の名前は元の構成部品と同じです。
フレキシブル構成部品のすべてのインスタンスは元のモデルを参照します。元のモデルがカレントセッションに読み込まれている必要があります。
共通プロパティは元の構成部品とすべての関連フレキシブル構成部品間でアソシエティブに共有されます。共通プロパティを可変アイテムとして選択することはできません。フレキシブル構成部品の共通プロパティを変更すると、元のモデルも変更されます。
可変アイテムを作成または変更した場合、元のモデルではなく、構成部品のフレキシブルインスタンスが影響を受けます。
可変寸法は、そのアセンブリのメジャーに関連付けることができます。
可変アイテムは、関連付けられているパラメータに基づいて、アセンブリリレーション、プログラム、またはファミリーテーブルによって駆動されます。
フレキシブルサブアセンブリは、そのサブアセンブリのあらゆるレベルの構成部品に影響を与えます。このような構成部品を、フレキシブルの影響を受ける構成部品と呼びます。
フレキシブル構成部品の子とフレキシブルの影響を受ける構成部品は、フレキシブルによって駆動されます。このような構成部品はフレキシブルサブアセンブリのコンテキストではフレキシブル構成部品として機能します。アセンブリのモデルツリーからこのような構成部品を開いたりアクティブ化したりするには、上位レベルのフレキシビリティを一時的に除去しておく必要があります。
フレキシビリティが事前に定義された構成部品を自動配置できます。
* 
モデルツリーで、
- フレキシブル部品を表します。
- フレキシブルサブアセンブリを表します。
- フレキシブルによって駆動される部品を表します。
- フレキシブルによって駆動されるサブアセンブリを表します。
詳細については、ヘルプセンターで「フレキシブル部品」を参照してください。