サマリー、ログ、チェックポイント
「実行ステータス」(Run Status) ダイアログボックスを開くには、
「解析および設計検討」(Analyses and Design Studies) ダイアログボックスで
「情報」(Info) >
「ステータス」(Status) の順にクリックするか
をクリックします。
サマリーレポートを使用すると次のことが可能です。
• 実行のステータスを確認する。
• 完了した実行に関する情報を表示する。
サマリーレポートには、解析または設計検討全体に関する次の情報が記述されています。
• 開始時点のモデルサマリー。モデルタイプと、モデルの要素の数、ポイントの数、エッジの数、フェースの数が記述されています。
• 収束精度情報の実行ステータス。どのくらい解析が進んでいるかに加え、収束精度の質と予想されるエラーを示します。
• 終了時点でのメモリ使用量とディスク使用量のサマリー。経過時間合計、CPU時間合計、最大メモリ使用量、各種ファイルにより使用されたディスクスペース容量が記述されています。
「実行ステータス」(Run Status) ダイアログボックスの実行ステータス領域にある「サマリー」(Summary) タブを選択すると、サマリーファイル (.rpt) が表示されます。次の情報を確認できます。
• 実行の設定
• モデルサマリー
• 設計検討のタイプ (初期/標準/最適化)
• 収束情報
• メジャーの値
• 警告メッセージとエラーメッセージ
• メモリとディスクの使用量
• 実行完了時間
実行中または実行後に「実行ステータス」(Run Status) ウィンドウの「ログ」(Log) タブを選択すると、実行のログファイル (.stt) が開きます。
ログファイルでは次のことが可能です。
• 実行中に解析または設計検討のステータスを確認する。エンジンによってログファイルが更新されると Creo Simulate によってログに新しい情報が追加されます。
• 完了した実行に関する情報を表示する。
• 実行の概要について把握する。
ログファイルには、次の情報が記述されます。
• 実行開始日時と実行終了日時
• モデル用に指定した AutoGEM 設定の概要
• 「要素制限」(Element Limits) ダイアログボックスの設定
• AutoGEM からのステータスレポートの実行
• AutoGEM により作成された要素のサマリー
• 実行中に各管理点に達した日時
次の時刻を管理点として使用できます。
• 設計検討内の解析の計算開始時刻と計算終了時刻
• 解析で P-ループパスが開始された時刻
• エンジンがその他のアクションを開始した時点
表示されたログ情報の詳細については、
時間とディスク使用量に関する情報を参照してください。
「実行ステータス」(Run Status) ウィンドウの「チェックポイント」(Checkpoints) タブを選択し、実行のチェックポイント (.pas) ファイルを開くことができます。チェックポイントファイルでは、実行の各種ステージが開始した時間を確認し、解析または設計検討を再び実行する場合の solram の推奨値を調べることができます。
オペレーティングシステムからこのファイルにアクセスすることもできます。サマリーファイル (
study.rpt)、ログファイル (
study.stt)、およびチェックポイントファイル (
study.pas) は、
出力ファイルのディレクトリ内にあります (ここで、'study' は解析または設計検討の名前)。