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フランジねじれ角度について
パイプの両端がフランジの場合は、ベンドの前に開始フランジをある角度に回転し、終了フランジを直線パイプに溶接します。この角度をフランジねじれ角度といいます。フランジねじれ角度にパイプを回転するのは、ベンド後に終了フランジのボルト穴が正しい位置にくるようにするためです。
次の図は、両端で溶接された 2 つのフランジがあるパイプを示しています。開始フランジは黄色、終了フランジは青色です。開始フランジの基準線は、Z 軸沿いです。終了フランジの基準線は、Z 軸に対してある角度を持っています。
1. 開始フランジ基準線
2. 終了フランジ基準線
パイプをベンド解除する際、開始フランジ基準線と終了フランジ基準線の角度をフランジ穴間の角度で除算した場合の余りがフランジねじれ角度です。終了フランジ側から開始フランジの方向を見た場合に、回転が時計回りであれば、フランジねじれ角度は負数です。反時計回りに回転すると、フランジねじれ角度の値は正数になります。詳細を次の図に示します。
1. 終了フランジ側から開始フランジ側への参照方向
2. 終了フランジ基準線
3. フランジねじれ角度
4. 開始フランジ基準線
終了フランジは、開始フランジに対して特定のフランジねじれ角度でパイプに溶接されます。