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製造アセンブリ設定を定義するには
Creo NC では、広範囲におよぶテクニックを使用して複雑な製造アセンブリを定義できます。部品、通常のアセンブリまたはほかの製造アセンブリをアセンブリし、製造モードで直接部品を作成できます。製造アセンブリでは次の操作を実行できます。
参照モデル (部品またはアセンブリ)、ワークピース (部品またはアセンブリ)、一般アセンブリ、その他の製造アセンブリをアセンブリします。
参照部品またはワークピース (部品) を作成します。
選択した構成部品のアセンブリ拘束を再定義します。
製造アセンブリ構成部品をアセンブリ解除します。既存の NC シーケンスが参照している構成部品をアセンブリ解除しようとすると、エラーメッセージが表示されます。その NC シーケンスを再定義または削除してから、もう一度行います。
これらのオプションを自由に組み合わせて、必要な回数だけ使用できます。
アセンブリ加工の NC シーケンスを適切に作成するには、どの構成部品が参照部品であり、どの構成部品がワークピースであるかをシステムが "認識" している必要があります。構成部品をアセンブリまたは作成する時点で、それらを明確に分類する必要があります。
「製造」(Manufacturing) タブのオプションを使用して、次のタイプの製造モデルをアセンブリできます。
参照モデル (部品またはアセンブリ) - 「参照モデル」(Reference Model) の横の矢印をクリックし、「参照モデルをアセンブリ」(Assemble Reference Model) をクリックして、参照モデルをアセンブリします。この場合、アセンブリまたは部品を指定できます。アセンブリを指定した場合、そのすべての構成部品が参照部品として分類されます。
 
*注記 Creo NC では絶対精度がデフォルトです。参照モデルと製造アセンブリの絶対精度が同じであることが重要です。コンフィギュレーションファイルオプション enable_absolute_accuracyyes に設定されている場合、最初の参照モデルを製造アセンブリに追加したとき、製造アセンブリの精度と参照モデルの精度が異なる場合はその旨が通知されます。設定を確定または却下することで、製造アセンブリの精度と参照モデルの精度を統一できます。確定し、参照モデルの精度が相対精度である場合、製造アセンブリの精度が設定される前に、Creo Parametric によって参照モデルが絶対精度で再生されます。
ワークピース (部品またはアセンブリ) - の横の矢印をクリックし、「ワークピースをアセンブリ」(Assemble Workpiece) をクリックして、ワークピースをアセンブリします。アセンブリを指定した場合、そのすべての構成部品がワークピースとして分類されます。
一般アセンブリ - この場合、アセンブリ構成部品を参照モデルまたはワークピースとして分類できます。「構成部品」(Components) > 「製造アセンブリ」(Manufacturing Assembly) > 「アセンブリおよび分類」(Assemble and Classify) の順にクリックし、参照モデルとして分類するすべての構成部品 (部品またはサブアセンブリ) を選択します。
 
*注記 デフォルトで、一般アセンブリのすべての構成部品は参照モデルとして分類されます。したがって、一般アセンブリをアセンブリする場合、ワークピース構成部品のみを明示的に分類する必要があります。ワークピース構成部品として分類していない構成部品はすべて、参照モデルと見なされます。
製造アセンブリ - この場合、別の製造アセンブリをアセンブリできます。「構成部品」(Components) > 「製造アセンブリ」(Manufacturing Assembly) > 「アセンブリ」(Assemble) の順にクリックし、参照アセンブリを選択します。その参照モデルとワークピース (いずれも複数可) は、新しい製造モデルにおいてその分類を維持します。ただし、カレントの製造プロセスの前に製造アセンブリにあった NC シーケンスには、ここではアクセスできません。CL データの表示、パラメータの修正はできません。
参照モデルまたは新規ワークピースを作成した場合、使用したオプション (参照モデルまたはワークピース) に応じて、構成部品は参照部品またはワークピースとして分類されます。