データ管理 > 部品とドキュメントの管理 > 元のモデルの共通名を維持するコピーモデルについて
  
元のモデルの共通名を維持するコピーモデルについて
Creo Parametric でモデルをコピー、ミラー、または置換する前にコンフィギュレーションオプションretain_common_name_on_copyyes に設定すると、モデルのコピーは元のモデルの共通名をその共通名として維持します。ただし、retain_common_name_on_copy コンフィギュレーションオプションはデフォルトでは no に設定されており、コピーの共通名はコピーの新しいファイル名と同じになります。
たとえば、ファイル名が BOLT.PRT、共通名が BOLT3x3 の部品をコピーすると、その部品のコピーのファイル名と共通名はデフォルトでは NEW_BOLT.PRT になります。部品をコピーする前に retain_common_name_on_copy コンフィギュレーションオプションを yes に設定すると、新しくコピーした部品は元のモデルの共通名 BOLT3x3 をその共通名として維持します。つまり、BOLT3x3 は、元の部品およびその新規作成されたコピーの共通名です。
コンフィギュレーションオプション retain_common_name_on_copyyes に設定されている場合、以下のタスクを実行すると、元の部品モデルまたはアセンブリモデルの共通名がモデルのコピーによってその共通名として維持されます。
「ファイル」(File) > 「名前を付けて保存」(Save As) > 「コピーを保存」(Save a Copy) コマンドを使用して部品をコピーする。部品のコピーが作成された後で、コピーの共通名がその元の部品モデルと同じであるかどうかを確認できます。
「ファイル」(File) > 「名前を付けて保存」(Save As) > 「コピーを保存」(Save a Copy) コマンドを使用してアセンブリをコピーする。「アセンブリのコピーを保存」(Assembly Save A Copy) 構成部品セレクタダイアログボックスで「処理」(Action) として「コピーを保存」(Save a Copy) を設定した場合、「共通名」(Common Name) 列に、元の構成部品の共通名が、それらの構成部品のコピーの共通名として表示されます。
「構成部品」(Component) > 「ミラー構成部品」(Mirror Component) コマンドを使用するか、モデルツリーで構成部品を右クリックし、開いたメニューで「ミラー構成部品」(Mirror Component) をクリックすることで、アセンブリの構成部品をミラーする。「ミラー構成部品」(Mirror Component) ダイアログボックスの「共通名」(Common name) ボックスに、構成部品のミラーコピーの共通名として、元の構成部品の共通名が表示されます。
「ファイル」(File) > 「名前を付けて保存」(Save As) > 「ミラーアセンブリを保存」(Save a Mirror Assembly) コマンドを使用してアセンブリをミラーする。アセンブリとその構成部品のミラーコピーが作成された後で、構成部品のミラーコピーが元の構成部品の共通名を維持しているかどうかを確認できます。
「モデル」(Model) > 「オペレーション」(Operations) > 「置換」(Replace) コマンドを使用してアセンブリの構成部品を新しいコピーに置き換える。構成部品が置き換えられた後で、新しく置き換えられた構成部品のコピーが元の構成部品の共通名を維持しているかどうかを確認できます。
ただし、Windchill に接続されている Creo Parametric のセッションでは、オブジェクト初期化規則 (OIR) がファイル名を自動的に生成するように設定されている場合、サーバーによって生成された名前がモデルのコピーにその共通名として割り当てられます。「アセンブリのコピーを保存」(Assembly Save A Copy) 構成部品セレクタダイアログボックスの「共通名」(Common Name) 列および「ミラー構成部品」(Mirror Component) ダイアログボックスの「共通名」(Common name) ボックスに、Windchill によって生成された <生成> という名前が表示されます。
OIR が設定されておらず、retain_common_name_on_copyコンフィギュレーションオプションがデフォルト値の no に設定されている場合、コピーしたモデルはその新しいファイル名をその共通名として維持します。