モデルレベルでのセッション中におけるインポート検証の無効化について
Creo セッションに対してインポート検証がデフォルトで有効になっている場合、Creo にモデルをインポートした後、または Creo Unite テクノロジを使用して非ネイティブモデルを開いた後、これらのモデルがセッション中である間に、その検証を無効にできます。部品モデル、アセンブリモデル、またはアセンブリ構成部品のインポート検証を無効にするには、インポートするか開いたモデルまたはアセンブリ構成部品をモデルツリーで右クリックし、「インポート検証」(Import Validation) > 「インポート検証を無効」(Disable Import Validation) の順にクリックします。
モデルレベルでインポート検証を無効にすると、「インポート検証」(Import Validation) メニューで使用できるコマンドは「インポート検証を有効」(Enable Import Validation) のみになります。以下のコマンドは使用できません。
• 「レポート」(Report)
• 「インポートしたジオメトリを修復」(Repair Imported Geometry)
• 「代替の質量特性を使用」(Use Alternate Mass Properties) または「計算された質量特性を使用」(Use Calculated Mass Properties)
• 「ソリッド化チェックを無視」(Ignore Solidification Check) または「ソリッド化チェックを有効」(Enable Solidification Check)
モデルレベルでインポート検証を無効にすると、以下の処理も行われます。
• モデルまたは構成部品の検証の失敗、エラー、および警告が通知センターから除去され、新規モデルについては報告されません。
• アセンブリ構成部品のインポート検証の無効化は、インポートするか開いたアセンブリモデルでは再帰的ではありません。その結果、アセンブリモデルは構成部品の組み合わせで構成され、インポート検証は構成部品レベルで個別に有効または無効になります。
• 構成部品レベルでインポート検証が無効になっているときに構成部品が失敗した場合、その検証の失敗は通知センターに報告されません。したがって、親アセンブリも失敗することがあります。
インポート検証を無効にすると、以下の是正タスクを実行できなくなります。
• Import Data Doctor (IDD) にアクセスして、欠陥のあるジオメトリまたは不完全なジオメトリを修復する。
• 代替質量特性または計算された質量特性を使用して、検証スコアを計算する。
• 部品のソリッド化の失敗を無視する。
「インポート検証」(Import Validation) メニューのすべてのコマンドを回復してアクセスするには、インポートするか開いたモデルまたはインポートするか開いたアセンブリの構成部品を右クリックし、「インポート検証」(Import Validation) > 「インポート検証を有効」(Enable Import Validation) の順に選択します。