シミュレーションの精度
ライブシミュレーションで取得される結果の精度は、次によって異なります。
• 解析対象の部品またはボディのサイズの、モデル全体のジオメトリサイズに対する比率 - 特定の薄い部品に対してモデル全体のジオメトリが大きいほど、結果の精度は低くなります。
• グローバル詳細度と局所再分割の設定 - 「ライブシミュレーション」(Live Simulation) タブの「パフォーマンスオプション」(Performance Options) グループにある次の制御設定を使用して、結果の詳細度を向上させることができます。
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「グローバル詳細度」(Global Fidelity) - グローバル詳細度を上げると、すべてのボディのジオメトリ詳細をより多く取り込むことができますが、計算時間が長くなる可能性があります。グローバル詳細度は一様に適用され、特定のローカル領域は考慮されません。スライダーを右に動かすと、ボディまたは構成部品のグローバル詳細度が高くなります。
ライブシミュレーションの精度の全体的なデフォルト値を設定するには、コンフィギュレーションオプション sim_live_result_quality を使用します。値は 0.05 から 1.0 まで変化し、0.05 の倍数で変更できます。
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「局所再分割」(Local Refinement) - モデル内の特定のボディ、部品、または構成部品に作成される最小要素サイズを定義する場合は、この設定を使用します。局所再分割を使用すると、選択したボディ、構成部品、またはアセンブリに高い解像度を適用しながら、モデルの残りの部分では低いグローバル詳細度を維持できます。これにより、シミュレーション全体のパフォーマンスに大きな影響を与えずに、重要な領域については正確な結果を得ることができます。モデルの残りの部分よりもかなり薄いジオメトリの解析では、最小サイズ要素の値を小さくできます。
「要素サイズを表示」(Display Element Size) -
「要素サイズを表示」(Display Element Size) をクリックしてから、モデルのさまざまな領域にポインタを合わせます。モデルの異なる領域の要素サイズが表示されます。要素サイズを表示すると、現在の詳細度設定でモデルの解像度が十分であるかどうかを評価するのに役立ちます。これは、グローバル詳細度設定と局所再分割設定を使用している場合に、精度とパフォーマンスのバランスを取るために特に便利です。
例: グローバル詳細度と局所再分割を使用した薄状ジオメトリの結果精度の向上
次の例では、次に示すとおり、薄状ジオメトリを持つモデルに荷重が適用されています。
この場合、「グローバル詳細度」(Global Fidelity) スライダーの値を約 50% に設定し、局所再分割設定を定義しないと、次のような出力シミュレーションが表示されます。
不完全に解決された領域を示す結果
結果では、検討対象の領域の結果の精度が明らかに低下しています。これは、概して、ジオメトリに対してシミュレーションが実行されるためです。
結果の精度が低下したモデル内の領域を識別するには、次の手順を実行します。
1. 「表示オプション」(Display Options) グループの
「偏差を検査」(Inspect Deviation) をクリックします。次の図のように、シミュレーション検討によって完全に解決されておらず、結果の精度が低下しているモデル内の領域がハイライトされます。
1. モデル内の不完全に解決された領域がハイライトされます。
2. モデル内で結果が低下している領域を特定した後、そのボディに対して局所再分割を定義します。
「シミュレーションの精度」(Simulation Quality) スライダーを 50% のままにし、薄状ジオメトリを持つボディに対して局所再分割を設定して同じシミュレーションを実行すると、シミュレーション結果は次の図に示すとおりです。
1. 薄状ジオメトリを持つボディに局所再分割を適用した場合の結果。
サマリー: シミュレーション結果の精度向上
ライブシミュレーション結果の精度を向上するには、次の 1 つまたはすべての操作を行います。
• 大きいグラフィックカード (より多くのメモリとより速いクロック速度) を使用 - より詳細な大きな問題をシミュレートできます。
• 小さい問題をシミュレート - モデルをシミュレーションの小さな領域に分割し、小さい領域で個別にシミュレーションを実行します。それがジオメトリ全体の一部である場合、小さい領域に存在する適切な境界条件を適用します。
• 結果の低下が見られるモデル内の領域に対して、最小要素サイズを小さくして局所再分割を定義します。
• ライブシミュレーションの精度のデフォルト値を設定するには、コンフィギュレーションオプション sim_live_result_quality を使用します。値は 0.05 から 1.0 まで変化し、0.05 の倍数で変更できます。