Creo Parametric 11.0.0.0

マルチボディのサポートが板金ボディに拡張され、複数の板金ボディのベンド解除とフラットパターン作成が可能になりました。ベンド解除フィーチャーとフラットパターンフィーチャーの両方が個々の板金ボディに使用されます。複数の板金ボディから成る部品は、ボディごとに 1 つずつ、これらのフィーチャーを複数持つことができます。

「シートメタルプリファレンス」(Sheetmetal Preferences) ダイアログボックスで、各ボディの固定ジオメトリとベンド順序を定義します。

各ボディのフラットパターンのプレビューを表示できます。「フラットパターン」(Flat Pattern) フィーチャーは、単一板金ボディで引き続きサポートされます。複数の板金ボディにフラットパターンが必要な場合、「フラットパターンマネージャ」(Flat Pattern Manager) を使用します。部品の板金ボディごとにフラットパターンが自動的に作成されて管理されます。フラットパターンマネージャのステートパラメータは次のいずれかになります。

各ボディの個々のフラットパターンフィーチャーには、フラットパターンのステートがフラットパターンマネージャのステートから継承されたことを示す、継承と呼ばれる追加のステートパラメータがあります。これがデフォルトのステートです。フラットステートインスタンスとフラットステート表示では、個々のボディのフラットパターンフィーチャーの作成時のステートが設定されます。空のボディの場合、フラットパターンマネージャでフラットパターンフィーチャーは非表示になります。

フラットパターンマネージャでは、すべての板金ボディにフラットステートを設定することも、各板金ボディに個別にフラットステートを設定することもできます。