ジオメトリモーターとは
点と平面を選択してモーターを定義すると、ジオメトリックモーターが作成されます。
平面間直線移動モーター - 1 つの剛体の平面を、別の剛体の平面と常に平行を維持するように移動します。両平面の最短距離がモーターのポジション値となります。駆動平面と参照平面が一致すると、ゼロポジションになります。
上記の運動に加えて、駆動平面は自由に回転します。または、参照平面上で自由に直線移動します。このように、平面間モーターは、スライダーや円柱ジョイントのモーターよりも制限が緩やかです。他の自由度を明確に制限するには、接続や別のジオメトリックモーターなどの拘束を追加して指定します。
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平面間直線移動モーターは、開ループメカニズムの最終リンクとグランド間の直線移動を定義するときに利用できます。
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平面間回転モーター - 別の剛体の平面に対する角度を保って、ある剛体の平面を移動します。運動の実行中、駆動平面は参照方向に回転します。このとき、駆動平面と参照平面が一致すると、ゼロポジションとなります。
駆動剛体の回転軸は指定されないままなので、平面間回転モーターは、ピンジョイントや円柱ジョイントのモーターより制限が緩くなります。したがって、駆動剛体内における回転軸の位置を任意の方法で変更できます。
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平面間回転モーターを使用して、ボールジョイントを中心とする回転を定義できます。平面間回転サーボモーターは、フロントローダーなど、開ループメカニズムの最終剛体とグランド間の回転を定義する場合にも利用します。
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点 - 平面直線移動モーター - ある剛体の点を、別の剛体の平面の法線に沿って移動します。点と平面の最短距離がモーターのポジション値となります。
点 - 平面モーターだけでは、一方の剛体に対するもう一方の剛体の方向を定義できません。また、駆動点は参照平面と平行に自由に移動するので、モーターが指定していない方向に移動する可能性があります。別のモーターまたは接続を使用して、これらの自由度をロックします。平面に対する点の運動の X、Y、Z 各成分を定義すれば、複雑な 3D カーブに沿って点を移動させることができます。
平面 - 点直線移動モーター - 点に相対する平面の移動方向を定義することを除けば、点 - 平面モーターと同じです。運動の実行中、駆動平面は垂直のまま指定した運動方向に移動します。点と平面の最短距離がモーターのポジション値となります。ゼロポジションでは、点は平面上にあります。
平面 - 点モーターだけでは、一方の剛体に対するもう一方の剛体の方向を定義できません。また、駆動平面は、指定した方向と垂直に、自由に移動することに注意してください。別のモーターまたは接続を使用して、これらの自由度をロックします。平面に対する点の運動の X、Y、Z 各成分を定義すれば、複雑な 3D カーブに沿って点を移動させることができます。
点間直線移動モーター - ある剛体の点を、別の剛体で指定した方向に移動します。最短距離は、駆動点の位置から参照点を含む平面までを測定したもので、運動方向に垂直です。点間モーターのゼロポジションが発生するのは、参照点と駆動点が運動方向に垂直な平面にある場合です。
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点間直線移動モーターは拘束が非常に緩やかなので、予想どおりの運動を得るには注意が必要です。1 つの点間サーボモーターだけでは、一方の剛体に対するもう一方の剛体の方向を定義できません。実際にこれを定義するには、6 個の点間サーボモーターが必要です。
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また、駆動点は指定した方向に垂直に自由に移動することと、ほかの指定をしない場合も同じように移動することに注意してください。別のモーターまたは接続を使用して、これらの自由度をロックします。平面に対する点の運動の X、Y、Z 各成分を定義すれば、複雑な 3D カーブに沿って点を移動させることができます。