自由度と過剰拘束を計算するには
ほとんどの機械システムまたはモデルでは、次の式で自由度を求めることができます。
DOF = 6 x (number of rigid bodies not including ground) – constraints
2 つのヒンジを表す 2 つのピンジョイントを使用して、ドアをモデリングする場合を考えます。
このモデルの剛体は 1 つです。2 つのピンジョイントには、それぞれ 5 つの拘束が適用されています。この場合、式は次のようになります。
DOF = (6 x 1) – (2 x 5)
この結果は -4 です。
ここでは、自由度を 1 にする場合を考えます。ドアの開閉では 1 の回転自由度しかありません。このモデルの反力結果を得るには、過剰拘束も考慮する必要があります。式は次のようになります。
DOF = 6 x (number of rigid bodies not including ground) – constraints + redundancies
この式は、2 つのピンジョイントを持つドアモデルの過剰拘束を解決するのに使用できます。
1 = (6 x 1) – 10 + redundancies
1 = —4 + redundancies
5 = redundancies
モデルの自由度を 1 にするには、5 つの過剰拘束を除去する必要があります。可能な解決策としては、ピン拘束を別のタイプの拘束セットに置き換えます。たとえば、拘束が 1 つだけある円柱ジョイントを使用できます。必要な回転運動を可能にする運動軸を選択します。
次の計算から、置き換えによって過剰拘束がゼロになることがわかります。
DOF – redundancy = 6 x (number of rigid bodies not including ground) – constraints
DOF – redundancy = 6 x (number of rigid bodies not including ground) – constraints
1 – redundancy = 1
Redundancy = 0
メカニズムの過剰拘束に関する情報を得るには、「メジャー結果」(Measure Results) ダイアログボックスを使用します。
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