ダイナミックプロパティについて
「運動軸」(Motion Axis) ダイアログボックスの「ダイナミックプロパティ」(Dynamic Properties) ボタンをクリックして、「反発係数」(Coefficient of Restitution) および「摩擦値を設定」(Enable Friction) の設定にアクセスできます。
• 「反発係数」(Coefficient of restitution) - 運動軸が限界に達した場合のインパクトフォースをシミュレートします。
• 「摩擦値を設定」(Enable Friction) - 摩擦、つまり軸のサーフェスの運動を互いに制限するフォースをシミュレートします。このフォースは軸の運動方向とは反対方向に働きます。フォースのマグニチュードは摩擦係数 (静摩擦係数または動摩擦計数) によって制御されます。どちらの係数も、接触する材料のタイプによって決まります。物理や工学の参考書には、一般的なサーフェスの材料の組み合わせにおける係数の表が記載されています。
◦ (静摩擦係数) - 運動が開始する限界に達するまで、軸のサーフェスが相対運動するのを妨げる摩擦フォースを指定します。静摩擦係数は動摩擦係数以上になります。
◦ (動摩擦係数) - 軸のサーフェスが互いに自由に移動するのを妨げて運動速度を低下させる摩擦フォースを指定します。
◦ (摩擦の接触半径、回転軸のみ) - 運動軸と接触点の間の距離を表す値を指定します。この値はゼロより大きくなければなりません。この値は、摩擦トルクが作用する円形領域の半径を定義します。