ボリューム条件
流線は各種パターンを使用してボリューム内の任意の位置からリリースすることもでき、以下のように指定します。
• 「ドメイン」(Domains) で、[必要な体積] を設定します。
• 「プロパティ」(Properties) パネルで、 > の順にクリックします。
ボリュームレベルで定義されている流線モジュールに対応するパラメータのリストを以下に示します。
粒子をリリース
「粒子をリリース」(Release Particle) は、ボリュームレベルでの流線のリリースをアクティブ化します。流線のリリースをアクティブ化するには、「粒子をリリース」(Release Particle) オプションで「はい」(Yes) をクリックします。「粒子をリリース」(Release Particle) をアクティブ化すると、流線を定義する次のパラメータが表示されます。
• 「リリース位置」(Release Position)
• 「パターン」(Pattern)
• 方向
リリース位置
流線ごとに、リリース時の開始位置を指定します。ボリュームレベルでは、次の 2 つのオプションのいずれかによってリリース位置を指定できます。
• 「パターン」(Pattern) - このオプションを選択した場合、「パターン」(Pattern) ドロップダウンリストに複数のオプションが表示されます。
• 「ユーザー」(User) - ユーザーが入力テキストファイルを使用して、特定の開始位置をボリューム内の任意の場所に定義できます。
パターン
ボリュームレベルでリリースパターンを指定するには、このオプションを使用します。流線の場合、以下のいずれかのオプションを使用してリリース位置 (パターン) を定義します。
点
流線はこの位置
![](../../simulate/cfd/images/Equation1637.png)
から生じます。
線
流線は次の 2 点間でリリースされます。
• 「第 1 点」(1st Point) と
「第 2 点」(2nd Point):
![](../../simulate/cfd/images/Equation1638.png)
および
![](../../simulate/cfd/images/Equation1639.png)
• 「No. of Release Points」: その線からリリースされる流線の数を定義します。
円
流線は円形領域から生じます。
• 「参照点」(Reference Point) - 円の中心点を定義します。
• 「垂直」(Normal) - 円形領域の方向を定義します。
• 「半径」(Radius) - 円の半径を定義します。
• 「間隔」(Spacing) - 円形領域からリリースされる流線間のギャップを定義します。
長方形
流線は選択したボリューム内の長方形領域からリリースされます。
• 「参照点」(Reference Point) と「第 1 点」(1st Point) - 長方形の同じ辺の 2 つの点を定義します。
• 「垂直」(Normal) - 長方形領域の方向を定義します。
• Length Unit - 長方形の幅の辺のスケールを定義します。
• 「間隔」(Spacing) - 長方形領域からリリースされる流線間のギャップを定義します。
球体
流線は選択したボリューム内の球体領域からリリースされます。
• 「参照点」(Reference Point) - 中心点を定義します。
• 「半径」(Radius) - 球体の半径を定義します。
• 「間隔」(Spacing) - 球体からリリースされる流線間のギャップを定義します。
ボックス
流線は選択したボリューム内の立方体領域からリリースされます。
• 「第 1 コーナー」(First Corner) と「対角コーナー」(Diagonal Corner) - ボックスボリュームを定義する 2 つのコーナー位置。
• 「間隔」(Spacing) - ボックスからリリースされる流線間のギャップを定義します。
| パターンで定義されている座標がドメインの外にある場合、流線は計算ドメインの境界内にのみ作成されます。 |
方向
上記のいずれかのパターンを使用してリリースされた流線の方向をトレースするには、3 つのオプションがあります。
• 「進む」(Forward) - 選択した場合、流線は流れフィールドに基づいて流れの下流に移動します。
• 「戻る」(Backward) - 選択した場合、流線は流れフィールドに基づいて流れの上流に移動します。
• 「両方」(Both) - 選択した場合、流線は流れ方向の下流と上流の両方に移動します。