材料の引張り降伏応力とは、材料の塑性変形が始まる応力値です。降伏点とも呼ばれ、弾塑性領域から塑性領域への移行を定義します。

線形等方性材料で静解析を定義して実行する際に、材料の応力の値が引張り降伏応力に定義した値を上回る場合、モデルで代わりに弾塑性材料を使用するようにしてしてください。

弾塑性材料を定義する際には、「材料定義」(Material Definition) ダイアログボックスの 「材料限度」(Material Limits) レイアウトにある「引張り降伏応力」 に 0 よりも大きい値を指定する必要があります。この値と硬化則で指定した材料定数を使用して、弾塑性材料が定義されます。