フラットパターンでは、1 つの板金ボディの平展開バージョンが作成されて、製造用のボディが準備されます。板金ボディにはフラットパターンフィーチャーが 1 つだけ作成されます。部品にボディが 1 つある場合、スタンドアロンフラットパターンフィーチャーを作成できます。部品に複数のボディがある場合、フラットパターンマネージャフィーチャーを作成します。フラットパターンマネージャフィーチャーでは、部品内のジオメトリがある板金ボディごとにフラットパターンが自動的に作成されます。

フラットパターンフィーチャーはモデルツリーの最後のフィーチャーとして残ります。部品の新しいフィーチャーは、モデルツリーのフラットパターンフィーチャーの前に追加されます。設計にフィーチャーを追加または再定義すると、フラットパターンは抑制されます。フィーチャーの追加が完了すると、自動的にレジュームします。

スタンドアロンフラットパターンフィーチャーを作成する場合、固定するサーフェスまたはエッジを定義する必要があります。「固定ジオメトリ」(Fixed Geometry) ダイアログボックスで、ベンド解除、ベンドバック、フラットパターンのすべての操作にボディレベルで固定ジオメトリ参照を設定することで、時間を節約し、一貫性を確保できます。固定ジオメトリ参照を変更するには、「シートメタルプリファレンス」(Sheetmetal Preferences) ダイアログボックスの「一般」(General) タブを使用します。

フラットパターンフィーチャーを作成するときには、次の点に注意してください。

Creo Parametric 11.0.0.0 より前のバージョンを使用して作成された板金部品を読み込むと、板金ボディが 1 つ表示されます。このボディには、部品のすべての板金ジオメトリが含まれています。フラットパターンフィーチャーは 1 つ持つことができます。フラットパターンフィーチャーを持つレガシー部品に板金ボディを追加する場合、部品の各板金ボディのフラットパターンを含むフラットパターンマネージャフィーチャーを作成できます。

ベンド解除フィーチャーまたはフラットパターンフィーチャーを含むレガシー部品に対して標準ファミリーテーブルコマンドを使用できます。詳細については、ヘルプセンターの「基本的な機能」領域を参照してください。

コンフィギュレーション enable_flat_state が yes に設定されているか、モデルにレガシーフラットステートインスタンスがある場合、部品のベンドまたはベンド解除にはレガシーフラットステートインスタンスコマンドを使用します。

新規インスタンスをレガシーフラットパターンに追加する場合、フラットインスタンスのみを作成できます。