解析を設定および実行するには
モールドの解析を設定する前に、材料とゲート位置が設定されていることを確認します。
1. 「解析」(Analysis) をクリックします。
「解析設定」(Analysis Setup) ダイアログボックスが開きます。
「材料情報」(Material information) に、材料のタイプ、生産者、グレード名がリストされます。
2. 「プロセス条件」(Process condition) で次の各オプションの値を入力するか、デフォルト値を使用します。
◦ 「充填時間」(Filling time)
◦ 「溶融温度」(Melt temperature)
◦ 「モールド温度」(Mold temperature)
◦ 「最大射出圧力」(Maximum injection pressure)
3. 必要に応じて、「オプションのシミュレーション」(Optional simulations) で次のチェックボックスをオンにします。
◦ 「最大冷却時間を計算」(Calculate maximum cooling time)
◦ 「ひけを計算」(Calculate sink mark)
◦ 「繊維方向を計算」(Calculate fiber orientation)
4. 「メッシュ要素サイズ」(Mesh element size) スライダーをドラッグしてメッシュ要素サイズを選択します。
◦ 「疎」(Coarse) - 簡易充填解析で推奨されます。この設定では生成されるメッシュ要素の数が少ないため、計算時間が短くなります。結果の精度は低くなります。
◦ 「微細」(Fine) - 標準機械部品の一般的なシミュレーションで推奨されます。この設定では解像度が高いソリッドメッシュ要素が生成され、一般的な設定で解析が実行されます。
◦ 「精度」(Accuracy) - すべての部品を詳しく解析する場合に推奨されます。この設定ではより細密なメッシュが生成され、より高い精度で解析が実行されます。計算時間が長くなります。
5. 複数のランを追加するには、「追加」(Add) をクリックします。解析のゲート位置、プロセス条件、メッシュレベルが異なる複数のランを設定できます。
| 解析は、ゲートがすでに定義されているデフォルトのソリッドボディに対してのみ実行されます。「解析設定」(Analysis Setup) ダイアログボックスがアクティブな状態で、モデルツリーでデフォルトのボディを変更し、新しい解析の実行を追加できます。解析を作図ボディや空のボディに作成することはできません。 |
6. プロセス条件、オプションのシミュレーション、メッシュ要素のサイズを修正するには、解析を選択し、「アクティブ化」(Activate) をクリックします。変更内容を保存するには「適用」(Apply) をクリックします。
7. 解析の名前を変更したり解析にコメントを追加したりするには、解析名をダブルクリックし、「名前を編集」(Edit Name) ダイアログボックスで詳細を追加します。「OK」をクリックします。「名前」(Name) 列にコメントが表示されます。
8. 解析を選択して「除去」(Remove) をクリックすると、それが解析から除去されます。
9. 解析を実行するランのチェックボックスをオンにして、「解析を実行」(Run Analysis) をクリックします。「解析モニタ」(Analysis Monitor) ダイアログボックスに、プロセス条件、材料情報、モデル情報、解析ログなどの解析の詳細が表示されます。このモニタには、進捗状況 (パーセント) および解析完了までの残り時間も示されます。
| 「解析を実行」(Run Analysis) をクリックする前に、1 つ以上のランを選択する必要があります。ランのプロセス条件を修正したりランを再計算したりした場合、以前の結果が上書きされます。 |
並列コンピューティングを使用して高速で解析を実行するには、システムに IntelMPI をインストールしてください。IntelMPI のインストールについては、PTC Creo Installation and Administration Guide を参照してください。