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スナップショットについて
スナップショットには、スナップショットの作成時に存在するモデル情報が取り込まれます。Creo Manikin のスナップショットには次の 2 つのタイプがあります。
個々のマネキンのスナップショット - 設計シーン内の特定の位置にある単一のマネキンに適用されているすべてのアクティブな拘束と、マネキン構成部品の位置が取り込まれます。
シーンスナップショット - モデル内の設計シーン、その構成部品、およびすべてのマネキンに適用されているすべての拘束が取り込まれます。
個々のマネキンのスナップショット
シーンスナップショット
範囲
1 つのマネキン
モデル内の設計シーンとすべてのマネキン
取り込まれる情報
仙骨を基準にしたマネキン構成部品の変形 (姿勢を表す)
マネキンセグメント間の DOF (自由度) ロックステータス
マネキンセグメントの固定ステータス
マネキン拘束条件 (リーチと視線を含む)
マネキンの初期配置参照を基準とした直線移動と回転のマトリックス (シナリオでの位置を表す)
すべてのマネキンの構成部品の変形
マネキンセグメント間の DOF (自由度) ロックステータス
マネキンセグメントの固定ステータス
設計シーンとその構成部品に適用されているすべての拘束、およびマネキン拘束条件
永続性
永続でない
構成部品をドラッグするまで、スナップショットはアクティブです。アクティブなスナップショットには アイコンが表示されます。
マネキンツリーの場所
関連する マネキンノード内の 「スナップショット」(Snapshots) フォルダ
「マネキンツリー」(Manikin Tree) の下のトップレベル 「スナップショット」(Snapshots) フォルダ
ドラッグ
「ドラッグ」(Drag) ダイアログボックスには表示されません。
構成部品をドラッグすると「ドラッグ」(Drag) ダイアログボックスに表示されます。
個々のスナップショットのいくつかの使用例を以下に示します。
はしご昇り
マネキンでは、最初に、マネキンが立っているアイテムへの配置接続が行われます。この接続を無効にする必要があります。各段を昇るには多数の操作を必要とするので、各段を step_1、step_2 などのスナップショットとして保存します。スナップショットを切り替えると、Creo Manikin で正しい位置 (初期配置参照に対する直線移動と回転) と姿勢 (マネキンの構成部品の変形) が適用されます。
マネキン間の依存
2 つのマネキンが同じシーンで作業しています。マネキン A にはマネキン B を見る視線拘束があります。マネキン B の位置を追跡する個々のスナップショットをとります。スナップショット 2 でのマネキン B の位置は、スナップショット 1 での位置とは異なります。
マネキン B のスナップショットをスナップショット 1 からスナップショット 2 に切り替えると、マネキン A の視線拘束は接続解除されます。ただし、右クリックして 「拘束を無効にする」(Disable Constraint) を選択することで拘束を無効にしてから、右クリックして 「拘束を有効にする」(Enable Constraint) を選択することで再び有効にした場合、拘束は再接続されます。
参照の移動
マネキンの配置参照は、マネキンが座っている車両の座席です。最初の運転位置のスナップショットをとります。車両の座席を後ろに移動し、ハンドル上の手の位置を変更します。スナップショットを再適用すると、仙骨を基準にしてマネキンの変形が再計算されるので、マネキンは新しい座席位置に正しく座ります。
シーンスナップショットと個々のマネキンのスナップショットの間に相違が生じることがあります。しかし、シーンスナップショットを適用しても個々のスナップショットの内容は変わらず、個々のスナップショットを適用してもシーンスナップショットの内容は変わりません。マネキンを置換すると、新しいマネキンは置換前のマネキンと同じスナップショットを持ちます。
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