素材オフセットを修正するには
素材オフセットは素材の基準座標系に沿って追加されます。「長さ」(Length)、「幅」(Width)、および「高さ」(Height) のプラス (+) テキストボックスに値を入力すると、対応する軸の正の側で残り代が指定され、マイナス (-) テキストボックスに値を入力すると、同じ軸の負の側で残り代が指定されます。「直径」(Diameter) 残り代にはテキストボックスが 1 つしかありません (デフォルト棒素材の場合)。
1. 自動素材作成ダッシュボード領域にある「オプション」(Options) スライドアップパネルをクリックします。
ダイアログボックスの「オプション」(Options) 領域が拡張します。次のフィールドがあります。
◦ 「単位」(Units) - 寸法とオフセットの単位タイプを選択します。
◦ 「全体寸法」(Overall Dimensions) - 素材の全体寸法をX、Y、Z 方向で定義します。
◦ 「カレントオフセット」(Current Offsets) - 残り代のカレント値を表示します。カスタム素材の場合は、余分なカレント材料を素材面の間で再分配、すなわち素材を参照モデルに対して移動できます。エンベロープ素材の場合は、カレント残り代が情報として表示されるだけで変更はできません。デフォルト棒素材の場合は、表示情報として「直径」(Diameter) 残り代も表示されます。
◦ 「最小オフセット」(Minimum Offsets) - カレントオフセットのベース値を定義します。
◦ 「回転オフセット」(Rotation Offsets)
◦ 「使用可能規則」(Allowance Rules) - 参照部品エンベロープに対する最小の残り代を定義します。このオプションは通常、エンベロープ素材と併用します。
2. エンベロープ素材の場合は、「使用可能規則」(Allowance Rules) を選択し、「長さ」(Length)、「幅」(Width)、「厚み」(Thickness)、および「直径」(Diameter) テキストボックスのプラス (+) およびマイナス (-) テキストボックスに希望の残り代値を入力します。
値を変更すると、素材の基準座標系の該当する軸 (「長さ」(Length) は X 軸、「幅」(Width)は Y 軸、「厚み」(Thickness) は Z 軸) に沿って残り代が追加され、素材表示が更新されます。
3. カスタム素材の場合は、必要に応じて「使用可能規則」(Allowance Rules) も指定できます。これは、素材サイズには直接影響しません。ただし、カスタム素材に「使用可能規則」(Allowance Rules) を指定してから「素材サイズ」(Stock Size) を変更すると、この規則の範囲を超えて素材寸法を小さくすることはできなくなります。たとえば、参照モデルの長さが 10.000 インチの場合に、プラス (+) およびマイナス (-) の「長さ」(Length) の残り代にいずれも長さ 0.500 を指定すると、ダイアログボックスの「素材サイズ」(Stock Size) 領域にある「長さ」(Length) の値を 11.000 インチ未満に変更することはできません。
4. カスタム素材の場合は、「カレント許容」を変更して、参照モデルに対して残り代を移動できます。これには、「カレント許容」(Current Allowance) を選択し、いずれかのテキストボックス (「長さ」(Length) のプラス (+) テキストボックスなど) に希望の値を入力します。
2 つ目のテキストボックスの値が更新され、素材が (この例では素材の基準座標系の X 軸に沿って) 移動します。