データ構造について
Creo Expert Moldbase 10.0 以降のデータ構造は、旧リリースでのデータ構造と異なります。Creo Expert Moldbase 10.0 以降では、構成部品ごとに別個の *.dat ファイルがあります。*.dat ファイルには、次のために必要なすべての情報が含まれています。
アセンブリ制約、基準値、およびインスタンスなどの構成部品データ
UDF や UDF オプションなど、カット情報全体
comp_data.txt ファイルには、使用可能な構成部品タイプのリストが含まれており、選択リストの順序の並べ替えをしたり、説明テキストを変更したりできるようになっています。
.dat ファイルを使用する利点は、以下のとおりです。
各ファイルのコンテンツ量が少なく、操作したり整理したりするのが容易です。
個々のファイルは、あるカスタム設定から別のカスタム設定に構成部品を移すのを容易にします。
構成部品ごとに個別に UDF 断面を変更できます。
comp_data.txt および udf_data.txt のファイルを *.dat ファイルに移行するか、または旧リリースからのデータ構造を引き続き使用することができます。
Creo Expert Moldbase Extension 9.0 およびそれ以前のデータ構造
Creo Expert Moldbase 9.0 以前のデータ構造もサポートされています。Creo Expert Moldbase 9.0 以前の場合、サプライヤについての冷却と検索の構成部品タイプなど、構成部品タイプの構成部品データは comp_data.txt ファイルにリストされています。さらに、各構成部品のユーザー定義フィーチャー (UDF) の情報が、udf_data.txt ファイル内ですべての構成部品タイプについてホストされています。「構成部品エディタ」(Component Editor) ダイアログボックスで、EMX 管理者は、comp_data file.txt に直接アクセスできますが、udf_data.txt の情報についてはそれができません。したがって、Creo Expert Moldbase 9.0 以前の場合、udf_data.txt を手動で編集することが必要です。新しい構成部品および UDF の柔軟性に関する需要がますます大きくなり、その結果として Creo Expert Moldbase 9.0 以前については、次のことが発生しています。
comp_data.txt および udf_data.txt のファイルがますます複雑になっています。
EMX 管理者が構成部品を編集するための作業量がますます多くなっています。
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