3D 編集保持
3D 編集保持により、3D アセンブリ内のハーネスを変更できるようになることで、効率が向上します。3D 編集では、ワイヤ、ケーブル、コネクタを追加、削除、または編集します。HMX 2D Manufacturing 図面出力に対するこれまでの編集内容はすべて保持され、図面作成後のクリーンアップにかかる時間が短縮されます。
3D ハーネスが編集された場合、以前に生成された HMX 図面をセッション内テンプレートとして使用できます。テンプレートとして使用されている図面の 2D 図面オブジェクトの位置に対する編集は保持され、図面が更新されて、更新後の 3D ハーネスと関連オブジェクトが反映されます。
規則および制限事項
図面オブジェクトの配置規則を以下に示します。
• ワイヤリストと部品表は保存済みの位置に配置されます。
• 2D ビューは、左側の境界に基づいて保存済みの位置に配置されます。
◦ 開始コネクタ (メインブランチの左側コネクタ) は、その位置を維持します。
◦ 開始コネクタが削除された場合、2D ビューの位置がそれに合わせて調整されます。
たとえば、次のイメージでは、開始コネクタが削除されています。ビューの位置は左側の境界を基準にしています。赤色の破線でハイライトされているように、新しい 2D ビューの左端の点は、削除された開始コネクタの位置から開始します。
• 3D ビューと 2D ビューの間の相対位置は維持されます。
• 新しい 3D 構成部品を追加すると、2D スケッチ内の対応するセグメントに対するこれまでのすべての修正が、新しい構成部品の表示に置き換えられます。
• キャビティビューの位置を固定するオプションは、セッション内テンプレートに基づいて HMX 図面を作成するときにのみ使用できます。このオプションは、HMX を初めて実行したときには HMX ユーザーインタフェースで暗色表示されています。
• セッション内図面テンプレートに、保存前に長さを手動で編集したセグメントが含まれている場合、3D ハーネスと 2D 図面の間の一貫性を維持するため、HMX V51 ではこれらの手動長さ編集は適用されません。
• セッション内図面テンプレートに破断ビューが適用され、3D ハーネスで変更が検出された場合、破断ビューを自動的に再適用するか破断位置を手動で再適用するかを選択するよう求められます。
• 部品表の配置基準は維持されます。
| 部品表にアイテムが追加された場合、図面が重複することがあります。 |
• 平行接続は、常にメインブランチからオフセットした長い方のパスで配置されます。
• 3D ルーティングを変更すると、セグメントのオーバーラップが生じることがあります。
可変シートで編集を保持するための次の規則を考慮します。
• HMX ユーザーインタフェースで「キャビティテーブルの位置を固定」(Fix cavity table position) オプションがオンになっている場合、コネクタの位置に対する変更にかかわらず、キャビティテーブルの位置が保持されます。
• HMX ユーザーインタフェースで「キャビティテーブルの位置を固定」(Fix cavity table position) オプションがオフになっている場合、キャビティテーブルと指定されているコネクタとの相対距離が保持されます。
• すべての図面オブジェクトが収まるように、必要に応じて、シートの幅が広くなります。
固定シートで編集を保持するための次の規則を考慮します。
• HMX ユーザーインタフェースで「キャビティテーブルの位置を固定」(Fix cavity table position) オプションがオンになっている場合、コネクタの位置に対する変更にかかわらず、シート上のキャビティテーブルの絶対位置が保持されます。
• HMX ユーザーインタフェースで「キャビティテーブルの位置を固定」(Fix cavity table position) オプションがオフになっており、キャビティテーブルが 2D ビューと同じシート上にある場合、キャビティテーブルと指定されているコネクタとの相対距離が保持されます。
| コネクタ位置を変更するとキャビティテーブルの一部または全体がシートの外に配置される場合、警告メッセージが表示されます。そのままシートの外に配置することも、コネクタを保存済みの位置に戻すこともできます。 |
• キャビティテーブルが 2D ビューとは異なるシート上にある場合、HMX ユーザーインタフェースで選択したオプションにかかわらず、キャビティテーブルの絶対位置が固定されます。
• 2D ビューまたは 3D ビューの結果の位置がシートの範囲外にある場合、新しいシートが作成され、新しいシートの中央にビューが生成されます。
• 2D ビューのサイズが大きくなってシートに収まらない場合、収まるようにスケールを調整するよう求められます。