OLE オブジェクトについて
OLE (object linking and embedding) オブジェクトは、外部アプリケーションを使用して作成されたドキュメント、グラフィックファイル、ビデオファイルなどの外部ファイルであり、Creo Parametric などの別のアプリケーションに挿入できます。
サポートされている OLE オブジェクトを作成し、図面、レポート、フォーマットファイル、レイアウト、ダイヤグラムなどの 2 次元の Creo Parametric ファイルに挿入できます。
リンクの作成または埋め込みによって、Creo Parametric に OLE オブジェクトを挿入できます。オブジェクトの挿入後、Creo Parametric または Creo Parametric 以外のアプリケーションのウィンドウで、そのオブジェクトを編集できます。
Creo Parametric では、次の 2D ファイルタイプに OLE オブジェクトを挿入できます。
• 図面
• レポート
• フォーマットファイル
• レイアウト
• ダイヤグラム
OLE オブジェクト表示
OLE オブジェクトの作成および編集機能は、Windows でのみ使用できます。
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サポートされる OLE オブジェクトの数および種類は、システムにインストールされているほかのアプリケーションによって異なります。
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オブジェクトのリンク
リンクされたオブジェクトは、Creo Parametric の外部で作成され、その後にリンクされたファイルです。ファイルにリンクされた画像が図面に表示されます。外部ファイルに加えられた変更はすべて図面に反映され、Creo Parametric でそのオブジェクトに加えた変更内容は、すべて元のオブジェクトに保存されます。
オブジェクトの埋め込み
埋め込まれたオブジェクトは Creo Parametric の図面ファイル内に保存され、外部ファイルとはリンクしません。オブジェクトを挿入して埋め込むと、そのファイルがコピーされ、ドキュメントに配置されます。そのオブジェクトを作成したプログラムを使用して、Creo Parametric でオブジェクトをアクティブにできます。元の外部ファイルに加えられた変更内容は、埋め込まれたコピーには反映されません。また、新規オブジェクト (外部ファイル参照のないもの) を埋め込みオブジェクトとして作成できます。Creo Parametric で新規オブジェクトを作成すると、それは必ず埋め込まれた状態になります。
OLE オブジェクトのオプションのプロット
図面モードで OLE オブジェクトをプロットできます。次のドライバが OLE オブジェクトの印刷をサポートしています。
• HPGL2
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HPGL2 ドライバを使用して OLE オブジェクトを印刷するためには、プリンタが HP RTL 拡張言語をサポートしていなければなりません。
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• PostScript
• Color PostScript
• MS Printer Manager
• Plot to Screen
• PDF
• DXF/DWG
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サポートされているドライバのリストに含まれていないフォーマットは、OLE オブジェクトの印刷をサポートしていません。
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Windows では、OpenGL または GDI を利用したグラフィックモードで OLE オブジェクトを印刷できます。